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細貝が香川の“援護”を約束 「できるだけ高い位置で」

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 ハビエル・アギーレ監督がMF森重真人のセンターバック起用を明言したことで、10日のジャマイカ戦(デンカS)ではMF細貝萌(ヘルタ・ベルリン)が中盤のアンカーで先発する可能性が濃厚となった。

「ボールを奪うところを意識してやりたい」。9月の代表戦2試合はいずれもインサイドハーフで先発している細貝だが、アギーレジャパンでアンカーで先発するのは初めて。それでも「インサイドハーフよりもアンカーのほうが、普段チームでやっているポジションに近い。クラブでもアンカーでプレーすることはあるし、チームのプレーに近い形でできる」と戸惑いはない。

 細貝の前方に位置するインサイドハーフにはMF香川真司、MF柴崎岳といった攻撃的な選手が入ることが予想される。香川について「数多くボールに触ってリズムをつくる選手」と指摘する細貝は「彼ができるだけ高い位置でプレーできたらいいかなと思う」と、より攻撃に専念させられるようなプレーを意識するつもりだ。

「自分がチームでやっているプレーをしっかり出すことが彼らをサポートすることにもなると思う」。今後、DF吉田麻也が代表に復帰してくれば、森重とアンカーのポジションを争うことにもなる。まさかの落選となったブラジルW杯を経て、アギーレジャパンでは中心的存在を担う細貝が、より本職に近いアンカーでさらに存在感を高める。

(取材・文 西山紘平)

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