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FIFAブラッター会長が「アンバランス」なAG方式に疑問投げかける

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 国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ブラッター会長が、アウェーゴール方式に疑問を投げかけた。

 現在、ホーム&アウェーで対戦し、2戦合計スコアがタイの場合、アウェーで奪ったゴールを2倍で計算するアウェーゴール方式が世界の主流となっている。これはアウェーゲームの不公平さを軽減する狙いがあるが、ブラッター会長は『FIFAウィークリーマガジン』のコラムで以下のような問題を語っている。『スカイスポーツ』が伝えた。

「システムを見直すときだ。サッカーは1960年代から進歩している。だからアウェーゴールについて今、見直してもいい。アウェーゴールというのは果たしてまだ通用するのか?」

「このアイディアが採用されたとき、アウェーのチームにとっては試合会場までの長い道のりも含めてチャレンジングなものだった。コンディションもかなり変わっただろう」

 アウェーゴール方式の問題は以前からささやかれている。特に2戦180分を戦い終えて同点の場合、30分間の延長戦が取られることが多く、2戦目にアウェーとなるチームが有利ではないかとの意見も多い。

「実際のところ、セカンドレグはアウェーでプレーすることを望んでいるチームがある。スコアが同点のとき、30分も余分にアウェーゴールを狙うことができるからね。一方、ファーストレグに延長戦はない」

「このようなアンバランスな状況が様々な試合で見受けられる。アウェーゴールはイングランドのサッカーで昇格プレーオフの準決勝にはもはや採用されていない」

 アウェーゴールが数々のドラマを生み出した歴史もあるが、変革の時は近づいているのかもしれない。

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