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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.4]日大藤沢MF今井裕太(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」 
[10.12 全国高校選手権神奈川県予選3回戦 桐光学園高 1-2 日大藤沢高 日大藤沢G]

 4連覇を狙った王者・桐光学園高撃破。165cmと小柄なMF今井裕太(3年)の運動量が日大藤沢高に白星を引き寄せた。「桐光はロングボールが多い。前からプレスかけてセカンド拾わないといけないとなっていたので、上下の動きを意識しました。(運動量に関しては)いつも監督から言われている。いつもよりも走れていたかなと思います」と今井。ゴール前の局面では相手のマークを外すテクニックも見せていたが、本人は動くことが自身の戦う武器だと認識している。そして攻撃に、守備に幅広い動きを見せていた今井が先制ゴールも挙げた。

 前半9分、ショートパスを繋いで桐光学園を揺さぶった日大藤沢は、スルーパスで抜け出したFW前田純のシュートのこぼれ球を今井が右足で押し込む。「中盤で何本か上手く繋がっていたので、ゴール前まで来るかなと思っていた」という今井のゴールで先制した日大藤沢はすぐに追いつかれたが、個々がそれぞれの持ち味を出して王者に食らいついていく。以前は自分本位の選手が多く「苦しかった」と苦笑いの佐藤輝勝監督だが「自分が何ができて、何で活かされているのか分かってきた」。今井にとってはそれが運動量だった。

 165cm、60kgと両チームの先発メンバーで最も小柄だが、「いつも誰とやってもそう。自分よりもみんなデカいやつなので。小学校の時からずっと他のひとよりも小さかったので何も感じないです」というMFは相手の大型選手に物怖じすることなく勝負を挑み、局面で身体を張った。そして勝利に貢献したが、満足感はない。「動きを意識したんですけど、最後運動量が落ちてきたこととプレーにあまり絡めなくて。決定的なシーンがほかにもあったけれど、決めきれなかった。あそこら辺をもっと決めないとこれから苦しくなる。きょうは結構できたと思うんですけど、これからもっと良くしていかないと優勝できない。改善しなければいけない」とより走り、試合を決めるようなプレーでもチームに貢献することを誓った。

(取材・文 吉田太郎)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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