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残り3分から4ゴールが飛び出すドラマチック過ぎる一戦をリバプールが制す

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[10.19 プレミアリーグ第8節 QPR 2-3 リバプール]

 プレミアリーグは19日、第8節2日目を行い、QPRリバプールが対戦した。後半42分から4点が決まった、あまりにも劇的な一戦は、リバプールが3-2で制している。

 ホームのQPRが押し気味に試合を進めたが、前半はスコアレスのまま折り返す。後半に入り、徐々に攻撃の形ができてきたリバプールは、後半16分、MFアダム・ララーナの放ったシュートがGKに弾かれる。こぼれ球がFWマリオ・バロテッリの前に転がったが、リバプール加入後、得点のないバロテッリは、このシュートを大きく枠外に外してしまう。

 ブレンダン・ロジャーズ監督は、後半21分に動き、MFコウチーニョとMFジョー・アレンをピッチに送り出す。すると、選手交代からわずか1分後。リバプールは、右サイドでMFラヒーム・スターリングが倒されてFKを得ると、抗議するQPR守備陣を置き去りに、素早くリスタート。DFグレン・ジョンソンの折り返したボールが、ゴール前に戻ったDFリチャード・ダンに当たり、オウンゴールという形で、リバプールが先制した。

 追う展開となったQPRは、再びリバプールに対して圧力を掛けていく。後半42分、FWエドゥアルド・バルガスがPA外からクロスを入れると、DFに当たったボールがファーポスト前に流れて行く。これをFWチャーリー・オースティンがヘッドで折り返すと、ゴール前に詰めたバルガスがジャンピングボレーでゴールに押し込み、試合を振り出しに戻す。

 追い付かれたリバプールも、すぐに反撃に出る。後半45分、自陣からのロングカウンターに出たリバプールは、スターリング、MFスティーブン・ジェラードとボールをつなぎ、PA内でボールを受けたコウチーニョが、カットインから右足でゴールを決めて、再びリードした。

 ところが、まだ試合は終わらない。アディショナルタイム2分、QPRはCKからバルガスが再びゴールを決めて、2-2に追い付いた。その後もQPRはセットプレーを得て、勝ち越すチャンスを得る。しかし、そこに落とし穴があった。セットプレーからの攻撃が中途半端になり、再びリバプールにロングカウンターを受ける。最終ラインの裏に入ったスターリングへ、コウチーニョからスルーパスが送られる。スターリングがゴール前に走り込んでいたバロテッリにラストパスを送ったが、このボールが懸命に戻ったDFスティーブン・コーカーの足に当たり、ゴールへと転がり込んだ。

 結局、この試合2つ目のオウンゴールが決勝点となり、リバプールが劇的すぎる一戦をモノにして、勝ち点3を手にしている。

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