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無得点に終わった浦和FW李「うまく守られた」

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[10.22 J1第29節 浦和0-0甲府 埼玉]

 背番号20を背負うストライカーにゴールは生まれなかった。シャドーの位置で先発フル出場した浦和レッズのFW李忠成は、主導権を握りながらも1点を奪えなかった試合を振り返り、悔しさを滲ませた。

 前半からボールを回す時間が多くなった浦和だが、5-3-2のシステムで守備に重心を置く相手守備を崩し切れずに決定機を作れない。甲府の2トップが浦和の最終ラインから自由を奪おうとしたことで、後方からの配球が少なくなり、なかなか前線までボールが回ってこなかった。 李は「前線の選手はボールが回ってこなくてストレスを抱えていたし、後ろの選手は前につけられないストレスを抱えていたので、うまく守られたなと思います」と振り返っている。

 前半28分にはFW興梠慎三のスルーパスに反応して抜け出すと、GK荻晃太との1対1を迎えたが決め切れずに天を仰いだ。「後半に入ってスペースが空いてきたというのもあるし、うまく押し込めたと思いました。決定機も作れたと思いますが…」と唇を噛むと、「ホームだし勝ちに行っていたので、勝負球をもっと入れられるようにしないといけなかった」と課題を口にした。

 しかし、2連敗を避けたことで、「勝ち点1ですが、何だかんだで無失点でしのげたし、ポジティブに捉えないといけないと思う」と口にすると、「次の鹿島戦にしっかり照準を合わせて、切り替えていきたい」と視線を上に向けた。

(取材・文 折戸岳彦)

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