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[早スポ]早稲田大、流通経済大戦後のコメント

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 早稲田大は関東大学リーグ1部第18節で流通経済大と対戦し、0-1で敗れた。

以下、試合後の早稲田大コメント
●MF近藤洋史主将(4年=名古屋U18)
——厳しい結果となりました
「率直にリーグ(関東大学リーグ戦)優勝するのは簡単ではないなと感じてます。」
——試合全体をみてゴールに遠い印象がありますがいかがですか
「前半のところでは相手もパワーをもってやってくるのは分かっていて、多少の競り合いやセカンドボールのところが大事になるというのは分かってました。ただその中で先に失点して相手の守備意識が高くなったときに、攻撃の部分では悪くはなかったと思うんですけど、それを得点につなげられないことには個人個人が向き合っていかないといけないと感じてます。」
——開始から球際で激しく来る相手でしたが何かチームで意識したことはありますか
「入りの部分は今週1週間しっかりやってきました。相手のボランチのメンバーも変わっててセカンドボールを拾うようなタイプの選手だったので、そういう勝負を仕掛けてくるとは分かってましたし、それに負けないようにセカンドボールの準備をしてました。実際そんなに悪くはなかったと思ってます。」
——近藤洋選手が相手選手2、3人に対してボールを奪われずにキープする場面もありました
「やっぱり絶対的に球際やセカンドボールのところが勝負になると思ってましたし、そこで何とか勝って仲間にいいボールを届けようとは思ってました。相手も前半から多少来ましたけどそれも想定内でしたし、政幸(MF奥山政幸、3年=名古屋U-18)と二人でボールを回収できる場面もあったので、そこは良かったと思います。」
——ミドルシュートを打つ場面もありましたがシュート精度は
「自分のところから得点を取らないといけないなと感じていて積極的にゴールを狙ったんですけど、やっぱり枠に入れていかないといけないなと感じてます。」
——後半相手が守りを固めてきた中でどうやってゴールを奪おうと考えていましたか
「後半の入りでインプレーの時間を長くして一人一人がテンポを出していくことでいろんなアクションが起きていきますし、球離れとかアグレッシブにスピーディーな展開にしていこうと話し合ってました。そういう考えが後半は相手をゴール前に押し込む要因になったと思うので、あとは本当にどうやって得点を奪うかだけだと思います。」
——得点を奪うためには何が必要だと考えますか
「やっぱり個人の力かなと。最後の部分は個人の質ですし、その質と質の高いプレーが合わさってゴールが生まれると思うので、そういった意味ではチーム全員が個人個人の質にこだわっていく必要があると思います。」
——今季1年間を見ても先制されてからひっくり返すようなゲームがほとんどない中で、きょうの試合で先制されてからメンタル的に押されるようなものはありましたか
「先制された後に焦りとかはそんなに出してなかったと思いますし、自分のプレーをまずは出していこうと集中できてたと思います。実際に後半のプレーに関して言えばそんなに悪くなかったと思いますし、相手を押し込むエネルギーを出せたのでそこは悪くはなかったと思います。ただあとは相手が1点取った後にそれを死ぬ気で守り切ろうとする中で、そこをどうこじ開けるかだと思います。」
——試合後は何を話しましたか
「負けはしましたけどここで下を向いている場合ではないですし、きょうの試合もものすごく悪かったわけではないですし、そういった中でたまたま相手のシュートが入り自分たちは点が取れなかった結果なので、そんなに悲観する必要はないと。上位対決もまだ残ってますしそれに向けて集中しようという話をしました。」
——今後の上位対決では先制されたり、終盤に追いつかれたりする展開も考えられますが、そういった場面で必要になってくるのはどんな部分だと考えてますか
「やっぱり相手が点を取った後っていうのは守備意識が高くなると思うんですけど、その中で強引に点を奪っていくっていう一人一人のプレー、仕掛け、シュートを伸ばしていく必要があると思います。」
——次節は東伏見での開催ということでホームの後押しもありますがその点に関しては
「やっぱり東伏見では多くの人が来てくれますし、自分たちが普段練習してる場所ということで、きょうの試合も悪くはなかったので継続して力を出せたらと思います。」
——次節に向けての意気込みをお願いします
「順大もいいサッカーをしてますし順位でも一番上にいるので、自分たちはチャレンジャー精神を持って本気でぶつかっていって、勝ち点3を取りにいきます。」

●GK松澤香輝副将(4年=流通経済大柏高)
——今季の後期初となる2連勝の中で迎えた今節でした
「リーグ戦(関東大学リーグ戦)過去3年振り返ってみても後期に3連勝したことはなかったので、過去の教訓というか、ここで3連勝しようという雰囲気でした。チームとしては前向きに、良い雰囲気臨めたと思います。」
——前半は失点シーン以外ほとんど相手にチャンスを与える場面はなかったと思いますが
「あのCKから流れで相手のシュートは良かったかもしれないですけど、やられちゃいけなかったのであそこで何とかして防ぎたかったです。チームとしては先制した試合は負けていなかったので、先制したかったなという風に思っています。」
——前半の攻撃面に関しては、ロングボールからというパターンができてしまっていたかと思います
「チームとしてはそこは自分たちの強みとしてやってきた中で、相手がそれを警戒してきていました。前半はロングボールを蹴ったときもなかなかゴール前までいけない、いったシーンも何度かありますけど、なかなか良い攻撃はできなかったんじゃないかなと思います。」
——1点ビハインドで迎えた後半、意識していたことはありますか
「ビハインドという状況だったのでとにかく1点を取るしかないと思ってました。どんどん積極的に前にいこうっていう話はしていました。ロングボールは警戒されていたので、ひろし(MF近藤洋史主将、4年=名古屋U-18)を中心に攻撃の仕方を変えていった中で押し込むシーンというのは多くつくれたと思いますし、それを前半からできたら良かったのかなと思います。」
——後半多くのチャンスをつくれたにも関わらず試合を終えてみると無得点という試合でした
「先制された後に追い付けないというのがいまのチームの力だと思いますし、筑波大戦(●0-1)含めて先制された後の戦い方が良くないというか、そこから逆転する力がいまのチームにはないので、先制されてからも我慢強く戦えるメンタリティが今度必要になってくると思います。特にこれからの4戦、すべての試合で先制できるとは限らないと思うので、そういったときに追い付ける力や逆転できる力が必要なんじゃないかなと思います。」
——今節の結果で、白星を挙げた順大、明大、専大とは勝ち点差が開いてしまいました
「厳しい状況ではあると思いますが、これから自分たちの上にいるチームとの対戦が残っているので、そこでとにかく勝ち点3を奪って自分たちが勝ち点を積み上げることしかできないと思います。残された可能性を信じてこれからの試合すべて勝つだけだと思うので、勝ちだけを意識して戦っていきたいと思います。」
——優勝のためにはこれから4連勝するしかないという厳しい状況ですが、次節・首位の順天堂大との試合に向けて
「ホームの東伏見で首位の順大と当たるので、いまの状況からして崖っぷちですし、勝たなきゃ絶対に優勝はないと思うので、何が何でも勝てるように1週間いい準備をしていきたいと思います。」

●FW上形洋介(4年=早稲田実高)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
「優勝に向けて負けられない試合だったんですが、そこで勝ち点3を取り切れなかったのは悔しい思いで一杯です。」
――途中出場ということでしたが監督(古賀聡監督、平4教卒=早稲田実高)からの指示はいかがでしたか
「状況が状況だったので、特にこれといった指示はありませんでしたが、とにかく点を取ってきてくれという感じでした。そういう意思はすごく伝わってきたのでしたが、結果を出すことができませんでした。」
――フォーメーションとしては3人のFWが並ぶという珍しいかたちでしたがいかがでしたか
「練習ではひろ(FW山内寛史、2年=国学院久我山高)がサイドに入ることもあるので、あの布陣にはそこまでの違和感はありませんでした。ただFW3人残してでも点を取りたかった監督の期待に応えられず残念です。」
――シュート数も少なく、点も取れない試合でしたがなぜこうなってしまったという感覚はありますか
「ゴール前まではいいかたちで運ぶことができるシーンもあったと思うのですが、最後のところの迫力であったり、シュートを枠内に飛ばす繊細さも足りてなかったと思います。」
――上形選手自身、途中出場が増えてから点が取れていませんがそこについてはどのように考えていますか
「先発と大きく違うのは出場時間が短いということ。ただ、実際試合に出てみるとシュートを決めるチャンスの数はあまり変わりません。そのチャンスをいかに決められるかです。確かにスタメンで出ているときは試合に入りやすくて、自分の考えた通りにプレーできたりできます。ただ、途中出場だといきなりチャンスがやってくるので、まだ集中し切れていない部分があると思います。日頃の練習のときからもっと一本一本のシュートに集中してその一回だけのチャンスを決められるようになっていきたいと思います。」
――きょうプレーしてみてチームとして改善していくべき点はどのようなところでしょうか
「実際球際がまだまだ弱いこと。そして一点に執着心をもってやることだと思います。1点取られたら2点目を取りに行こうという基本的なところが足りていなかったと思います。」
――次の試合は順大ですが、相手は後半勝負強いチームですので途中出場の選手たちがどれだけ点に絡めるかが大事になると思いますがそこはいかが考えていますか
「実際途中から試合に出てチームを勝利に導けていないので、順大とは勝ち点6差ついていますが、自分たちが勝ち点3を取ることで相手に近づけると思います。かなり辛い試合になることは予想されるので、次は自分たち途中から試合に入るメンバーがいかに流れを変えられるかに掛かっていると思うので、そこはより意識していきたいです。」
――これからの試合に向けての意気込みをお願いします
「優勝に向けてもう一勝も落とせないので、これからの試合、負けがこの一回だけになるように次からは勝ちだけを見てやっていきたいです。」

●MF近藤貴司(4年=三菱養和SCユース)
——2連勝の中で迎えた今節でしたが、チームの雰囲気は
「チームの練習の雰囲気はA、B共に非常に良かったですし、きょう勝てればそういった練習の意味というのも出せたと思うんですけど、結果を出せなくて本当に悔しいです。」
——0-1という結果でしたが試合全体を振り返って
「非常にどちらも強みを出しにくい展開で我慢比べみたいな感じでした。その中でセットプレーから失点はしてしまいましたが、そんなに落ち込むことはなくチームとしては前向きにやれてたんじゃないかなと思います。」
——流通経大は昨年から苦戦している印象がありますが
「スカウティングをした中では入りのところからものすごい勢いでくるというのをみんなで共有していて、こちらも入りから強くいこうとしていた中でエネルギーを出そうとしていたんですけど、お互いに消し合うようなかたちだったのかなと思います。」
——前半はロングボールが多くなかなか攻撃に絡めなかったかと思います
「自分のところにボールが入った時もセンタリングがうまくいかなかったですし、きょうのパフォーマンスは最悪だったかなと思います。」
——チームとしてはビハインドは気にしていなかったというお話がありましたが、後半に向けては
「ゴールを奪うだけだと思ったので自分のところであったりチャンスをつくれたらいいかなと思っていたんですけど、いいかたちもつくれずシュートも打てずといったところで、個人の力が無かったのかなと思います。」
——黒星ということもそうですが、無得点となってしまったことについて
「点を取れなかったのもそうですし、やっぱり勝てなかったことが本当に悔しいです。前向きに捉えればまだ上位との直接対決があるので勝てばいいだけの話です。切り替えてやっていくしかないです。」
——いいかたちはつくれていた中で、なかなかシュートまでいけない場面が多かったと思います
「サイドでもいいボールがあげられなかったですし、フィニッシュのところも悪い体勢から打つかたちでした。そこでももう少しいいアイディアがあれば、点が取れたんじゃないかなと思います。」
——後半から流通経大は守りを固めてきた中で崩しにくさは感じましたか
「(ワセダは)ロングボールばかりで、相手もそれにしっかり対応してきていたので、もう少しギャップのところにつけてきてくれればもう少しチャンスはあったと思うんですけど。セカンドボールもなかなか持ち切れずにシュートまでいけなかったのもゴールを奪えなかった要因かなと思います。」
——きのう明大、順大と上位のチームが勝ち点を順調に積み上げた中で、きょうの敗戦で勝ち点差が広がってしまいました
「上位対決で勝てばまだまだ優勝の可能性はあるので、自分たちのやることや目標はぶらせずに、全員でまたやっていくしかないです。」
——関東リーグも残り4試合となり、優勝のためには4連勝するしかありません。弾みを付けるためにも重要になってくる次節・首位の順大戦への意気込みをお願いします
「次に戦う順大は首位ということもありますし、東伏見でやれるということが自分たちの強みでもあると思うので、ホームで首位を倒すことができれば優勝という目標に向けてもチームとして勢いが出てくると思うので、勝ちだけを目指してやっていきたいです。」

●MF奥山政幸(3年=名古屋U18)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
「優勝に向けて勝ち点一つも落とせないということで臨んだ試合でした。チームとしては非常に良いモチベーションで臨めた試合だったと思います。Aチームのメンバーはもちろん、メンバー入りできなかった選手達も一つになっていました。ただ、相手にあのスーパーゴールを入れられてしまい、そこから自分たちのサッカーができなくなってしまいました。攻めても点が取れないということでわずかな差ではあったと思いますが負けてしまいました。」
――流通経大と試合をするに当たって気を付けてきたことはありますか
「相手も自分たちと似たようなサッカーをするチームなので、前に速く入れてきてロングボール中心に攻めるということで、まずは相手の速さを出させないことは意識しました。あとは相手の守備陣の裏のスペースへの対応が良くないというスカウティング結果だったので、そこは付いていこうということは意識していました。」
――奥山選手自身はプレスが厳しい中盤でしたが、なかなか潰しが速く自由なプレーは限られていた印象でしたがいかがでしたか
「前から仕掛けてくるチームということで確かにプレスはすごかったです。ただ意外に中盤はルーズで、もっとボールを持てたかなという印象です。相手も自分たちの速さを警戒して、裏を警戒していた分、もっと横に揺さぶりをかける攻撃ができていたらもっと崩せたかなと思います。」
――シュートシーンに繋がるパスは多く見られますがなかなかゴールに直結するパスは見られない印象がありますがいかがですか
「自分自身もそれが課題だと考えています。ゴールに直結する決定的なパスを出せるようにならなければいけないと思います。一番いいのは自分が点を取ることですが。もっと高い位置でボール奪取することがベストですが、ボールを動かしている時間でももっといい位置で受けられれば必然的にチャンスは増えると思うので、そこは意識していきたいと思います。」
――チームとしての今後の改善点はどのようなところだと思いますか
「チームとしてやることは間違っていないと思います。自分たちのプレーに磨きをかけることが重要だと思います。そして、ああいった点が取れない試合でもいかに流れを断ち切るかだと思います。もっと思い切ったプレーが必要だと思います。」
――優勝争いはきょうの敗戦によって更に厳しいものになりましたがどのように感じますか
「次節当たる順大は今節勝ちましたし、自分たちは離されてしまいました。しかし、優勝の可能性が無くなった訳ではありません。これからは直接対決なのでそこで相手から勝ち点3を奪い続けることができればチャンスはあると思うので、それを信じてチーム全員でもっと競争をして高めていきたいと思います。」
――次節、順大戦に向けて意気込みをお願いします
「次節は順天大ということで、前節は引き分けでした(△0-0)。お互いの特徴を出し合った試合だったと思います。間違いなく似たサッカーのチームだと思います。優勝への思いは負けないと思うので、思いをプレーに乗せて表現して勝ちたいと思います。」

●DF金澤拓真(3年=横浜F・マリノスユース)
――試合を終えて全体の感想をお願いします
「自分たちのやろうとしたことというか、チームとして求めたことは表現できたとは思いますけど、やっぱり前半に失点してから相手がしっかりブロックを敷いて引いた中で、そういう相手を崩す術(すべ)や崩すだけの力が自分たちにはなかったのがこの敗戦だと思いますし、相手のシュート数が前半3本、後半0本という中で、一点勝負で点を決める力だったり一個のピンチを守る力がなかったというそこだけがこういう結果になったのかなと思います。」
――この一週間 流通経大戦に向けてどのような対策をしてきたか
「流経大が前半の立ち上がりにすごいエネルギーを持ってプレーしてくるってのがスカウティングで分かっていたので、その中でそれに負けないだけの、前半で自分たちからアクションを起こすことだったりボールを奪いにいくってことを積極的にやろうと意識を持ってトレーニングに臨んできました。そういうのは先週の桐蔭横浜大戦(○3-1)に続いてですけど、表現できた部分だったりセカンドボールを拾うことであったり、そういうのはできたかなと思います。」
――前節とは一転して押し込まれる時間が多かった前半を振り返って
「セカンド(ボール)の攻防であったり相手のシンプルにやってくることに対して相手を裏返すというか、相手陣地にボールを送ってそこからプレッシャーをかけるていうところが前半半ば過ぎくらいまでできなかったのかなと思うので、本当に一つのことを共有してどれだけ相手陣地でサッカーできるかというのが自分たちのサッカーを表現する一つのポイントになると思うので、もっともっと相手陣地でプレーすることを意識してやっていくべきかなと思います。」
――後方からの組み立てに関して、試合を通してロングボールが通らない場面が多かった点については
「相手が引いた中で自分たちが(ボールを)持てる時間が長かったですし、その中で効果的なスピードの出し方というかロングボールの精度も一つそうですし、ボールを動かす速さや判断の早さだったり、そういったところで精度や速さを出すためのボール回しができるようにならないと相手が引いた中で、自滅というか自分たちのミスで攻撃を終わらせてしまうのは非常にもったいないと思うので、そういった意味では個人ベースにはなりますが判断や技術のところにしっかり向き合ってやるべきかなと思います。」
――後半途中投入された相手のFWジャーメイン良選手とのマッチアップに関しては
「以前夏休みに練習試合をしたときもマッチアップをして、スピードだったり足の長さだったり普段経験しないような能力を持った選手だったので、入ったときはそういうところを警戒してましたし、相手があまりゴールに向かってこなかったこともあってピンチはなかったんですけど怖い選手なのかなという印象はあります。」
――後半 FW上形洋介(4年=早稲田実高)選手の途中投入の際、どのようなシステム変更があったか
「ヒロ(FW山内寛史、2年=国学院久我山高)が左サイドに入って上形くんがFWに入ったかたちですけど、紅白戦の中でヒロが中盤やることはあったので、自分たちの中ではそういうことがあって何か新しいことをやるわけでなかったんですけど、継続して自分たちのサッカーをする中で人の配置を変えただけですし、その中でも変わらずにシンプルにボールを送ることだったり、アクション、プレッシャー、切り替えとかを入った上形くんを中心に交替で入った選手のエネルギーで行えたと部分もあったと思うので、そういった意味では適切な交替というか、交替選手の役割を果たしてくれたかなと思います。」
――相手に先制を許してから跳ね返せない試合が多い点に関しては
「やっぱり本当に強いチームというか優勝にふさわしいチームには逆境から跳ね返すだけの力が、それが能力なのかメンタルなのかわからないですけど、そういった力があるのが優勝にふさわしいチームだと思うので、自分たちはそのふさわしいチームになり切れていないのかなと思います。やっぱりそれはもっともっと練習の中からそういった逆境を乗り越えるだけの力をつけなきゃいけないと思うので、そういったところを練習の中で意識してやっていくべきかなと思います。」
――優勝に向けて痛すぎる一敗となりましたが
「まだ幸いなことに上位との直接対決があるので、自分たちが残りの4試合を4勝すれば優勝のチャンスはあると思いますし、それを信じて順大戦から一試合一試合勝ちにいくだけだと思うので、本当に優勝できることを信じて、まずは最初の順大戦に向けてしっかりトレーニングで高めていきたいなと思います。」

●DF八角大智(3年=流通経済大柏高)
――0-1での敗戦となりましたが、試合を振り返っていかがですか
「お互いのサッカーが出し合えない状況の中で、ワンチャンスというかチャンスをつくり出して決め切る力というのが、やはりきょうの自分たちにはありませんでした。向こうのシュート1本、それが決まって負けた試合で、難しい試合でした。こういう試合でも勝たなければいけないなということを、すごく感じました。」
――相手が流通経大ということで、何か意識したことはありましたか
「特別意識したことはないです。やはり自分はサイドの選手に仕事をさせないことや、自分が運動量を出して攻撃参加をしてチームを勝利に導けるプレーをしようと、いつも通りやりました。」
――攻撃面では、特に前半は決定的な場面をつくり出すことができませんでした
「そうですね、やはり相手の球際やセカンドボールを拾う意識の高さに、自分たちが良い状態でボールを前に運ぶことができなかったことが、そういうチャンスをつくり出せなかったひとつの原因かなという風に思っています。」
――その中で30分に先制点を許してしまいましたが
「それまでも決して悪い戦いではなかったと思いますし、本当にCKから、自分たちはしっかり守ろうという意識はありましたけど、やはり相手がそこは一枚上手でした。先制点を取られるとワセダはそれからの戦いぶりが難しい戦いが続いていたので、良くはなかったですね。」
――1点ビハインドの中、後半どのような意識で入りましたか
「前半、うちが悪くて相手が良かったという意識はなくて、お互いそんなに強みを出せていませんでした。なので相手も後半もう1回切り替えてやってくるということを自分たちで共有したので、もう1回自分たちの強みを出せば絶対に自分たちが良い状態で攻撃できるという話をしていました。もう1回切り替えて、後半からまたリフレッシュしてやっていこうという話はみんなでしていました。」
――ご自身のプレーとしては、積極的に高い位置を取って裏を取っている印象がありましたが何か意図は
「やはり自分の強みは運動量なので、動き続けて相手の嫌がるポジションを取りました。1点負けている状況でどうしても勝ちたかったので、どんどん相手の嫌がるプレーをして攻撃にアクセントをつけようということを意識してやっていました。」
――きょうの試合では、チーム全体として枠内のシュートがほとんどありませんでした
「そうですね。もっとゴール前での大胆さというか、シュートを打つ意識は良いと思うのですが、多少無理な状態からでも貪欲に狙う姿勢というのがまだまだ欠けていたのかなというのがあります。前の試合で、打てば入ったみたいなことがおそらくみんなの中にあって、やはり良い状態の中で打ちたいという意識があったのかなと考えています。相手は良い状態ではなくても、DFの選手がCKの残りを思い切って打った結果がゴールにつながったと思うので、その思い切りの良さが(自分たちには)欠けていたのだと思います。」
――今節勝ち点を奪うことができませんでしたが、次節は首位を走る順大との試合となります。次戦への意気込みをお願いします
「次は東伏見で、首位の順大とやるということで、やはり自分たちは勝ち点3しかもう許されない状態です。勝てる要素は自分たちにたくさん分があると思うので、しっかりと準備をして絶対に勝てるようにやっていきたいと思います。」

●MF堀田稜(3年=浦和ユース)
――0-1での敗戦となりましたが、きょうの試合を振り返って
「試合前に自分たちのやりたいことであるとか、気持ちの部分であるとか球際の部分であるとか、またこぼれ球に対する反応であったりとか、そういう部分をアラートにしていこうということを共有していました。その中で、その部分は決して悪くなかったと思うのですが、相手のあれだけゴールへの強いベクトルがある中で、あの1失点というのが生まれてしまいました。それに対して自分たちはエネルギーを出しながらも得点を奪えなかったという、ただそれだけのことがあのスコアに現れたゲームだったなという風に思います。」
――相手が流通経大ということで、何か意識をしたり対策をしたことはありましたか
「立ち上がりからすごくエネルギーを持って球際やこぼれ球に対してパワーを持ってやってくることが予想できたので、立ち上がりからそれに押し負けないようなエネルギーを出そうとしました。ここ最近、桐蔭横浜大戦(○3-1)もそうですが、90分間通して自分たちの強みが出せないということがあったので、良い流れの時はもちろんですが、自分たちが少しうまくいかなくなった時もエネルギーを切らさずに、自分たちのやるべきことをやり続けることを意識して臨みました。」
――攻撃面では、特に前半は決定的な場面をつくることができませんでした
「予想通り、相手も大きなボールを蹴ったりだとか、自分たちを自陣の中に押し込もうというようなエネルギーを出してきた中で、それに手を焼く時間が前半はより多くなってしまったと感じています。その時間帯が多かったことが、ああやって自分たちが攻撃に中々つなげることができないことにつながったと思います。ああいう場面でも一発で形勢逆転できるようなエネルギーを出していかないといけないなと感じています。」
――その中で30分に先制点を許してしまいました
「そうですね、ここ最近自分たちがそういう時間帯に得点できていた分、相手に得点を許してしまったというのは良くないことですけど、それに対して別にその1点でやるべきことをできずにとか、崩れてしまったという印象はないので、気持ち的な部分で負けてたという風には思わないです。しかし、それを結果につなげられるだけの力が自分たちになかったということだと思うので、その部分はまたトレーニングから高めていきたいと感じています。」
――1点を追いかける中、後半はどのようなことを意識して入りましたか
「自分たちは決してやるべきことは変えずに、切り替えからゴールに速く迫ることや、良いボール状況を逃さずにアクションで相手の裏を取っていくことをトレーニングから続けてきたので、自分たちが続けてきたことというのをより強く表現していこうということを全員で共有して臨みました。」
――前後半を通して、ご自身のプレーはいかがでしたか
「セカンドボールであるとか、球際であるとかプレッシャーであるとか、守備の部分で悪くなかったというか、やるべきことというのはできていたと思います。しかし守備ができていた分、攻撃がどうだったかなと考えた時に、相手が結構裏を警戒して足もとで受けるシーンが多かったのですが、そういう中でもうちょっとアグレッシブに仕掛けるシーンというか、ドリブルで仕掛けて自分の力でチャンスをつくり出すということを意識できたらよかったなという風に思います。」
――きょうの試合では後半に途中交代がありましたが、それについてはいかがですか
「監督(古賀聡監督、平4卒=早稲田実高)の判断ですし、攻撃面でさっき挙げたような課題はありますけど、自分自身できることはやったというか、全員で共有したことであったりとか、やろうと考えていたことというのはいくらかできたという風に思います。それに対して交代という判断は監督が下したものですし、あれだけオープンな展開だったので前線に大きい選手というかボールを収められる選手が必要な状況だったと思うので、交代ということをネガティブには捉えていないです。それが結果につながらなかったというのは非常に残念ですけど、自分は与えられた時間の中で結果を残すだけの力というのをつけていかなければいけないなと感じています。」
――チーム全体として、枠内のシュートがほとんどなかった印象がありました
「そうですね、先程も言った通り自分たちのやるべきことというか、気持ちの部分で負けていないというのがありましたけど、その中でスコアを動かせなかったというのは、本当に最後のフィニッシュのところであったり最後のラストパスの質であったり、1つ1つのプレーの精度というのが、そういった部分に関わってきていると思います。それは本当に意識の部分もありますけど、それ以上にトレーニングでどれだけ技術とか判断のスピードというのをアップできるかだと思うので、また真摯に取り組んでいきたいと思います。」
――最後に、次戦は順大戦となりますが意気込みをお願いします
「順大は首位を走っていて、直接自分たちが勝ち点を奪って、自分たちが勝ち点を積み重ねるチャンスです。そういった戦いがこれから先続いていくので、本当に1つ1つ目の前の試合にひたむきに取り組んで、何より自分たちのやってきたことや、ワセダの色というのを強く出していけるようにトレーニングから1つ1つこだわってやっていきたいと思います。」

●FW宮本拓弥(3年=流通経済大柏高)
——勝ち点を取れなかったことに関して率直な感想を聞かせてください
「きのう上位2チーム(順大、明大)が勝ったのに、自分たちは勝ち点を落としてしまったので本当に悔しいです。」
——相手は流通経大でしたが何か特別な思いはありましたか
「高校のときに一緒にしのぎを削った仲間が相手チームにもいたので、絶対に勝ちたいという思いはあったんですけど、なかなか結果が出なくて本当に悔しいです。」
——チャンスでもたついてしまう場面もありましたが
「チャンスは何回かあってそれを決め切れなかったのは残念でしたけど、自分の中ではシュートに持ち込めたというのはすごく良かったと思っています。でもやっぱりそれを決め切れないということはまだまだ課題だと思うので、しっかり修正していきたいと思います。」
——攻め込まれる場面が続いていましたが、ゴールにつなげるために意識していたことはありますか
「最初は相手のエネルギーが良くて、それをうまく利用して相手の背後を狙ったりしたのが良かったので、そこは課題ではなくて収穫になったと思います。」
——ハーフタイムにはどのようなお話をしましたか
「0-1になって自分たちのやるべきことを全部やろうという話になって、後半は自分たちのペースに持って行けたと思うんですけど、やっぱり最後まで決められないというところが、僕自身の力でもありますしチームの力でもあると思うので、そこをしっかり修正していきたいです。」
——相手のディフェンスを崩す上で、他の選手との連携面についてはいかがでしたか
「僕たちは具体的な戦術とか無いので、いかに個人の力で抜けるかどうかが大事だと思うんですけど、僕としてはきょうは良かったと思っているので、あとはシュートを決めるか決めないかという部分を修正していきたいと思います。」
——今後に向けて意気込みをお願いします
「これからは上位のチームとの直接対決があるので、そこで負けたら優勝なんて本当にありえないと思うので、しっかり勝ち点3を奪いに行きたいと思います。」

●DF新井純平(2年=浦和ユース)
——率直にいまのお気持ちは
「正直に悔しいという気持ちが強いです。試合やってる中でたくさんチャンスをつくってるのに点が取れなくて、立ち上がりの早い段階で相手に先制を許してしまって0-1で負けてしまったのは、後悔というか、悔しいと思います。」
——立ち上がりから球際でファイトしてくる相手でしたがDFとしてどう対処しようと考えてましたか
「相手がエネルギーもって前に前に蹴ってくるのは分かっていて、自分たちに結構似たようなサッカーの感じはあったんですけど、それで相手を上回っていって逆に押し込めるようなかたちにできれば良かったんですけど、立ち上がり相手がものすごいエネルギーを出してきた中で、どうしても自分たちがそれに負けて受け身の状況になっちゃったとは思います。」
——ことしの1年間を振り返っても先制された後それをひっくり返すようなゲームができていない中で、きょうも先制を許してしまいメンタル的に厳しいものはありましたか
「うーん…。でも相手に点を取られたかといって時間帯もまだ早かったですし、自分たちのサッカーをやれば勝てると思ってたので、そこでへこむとか(気持ちが)落ちるというようなことはなかったです。」
——ハーフタイムでの修正点は
「修正点というよりは、立ち上がりの入り方も悪くはなかったですしセカンドボールも拾えてたので、あとは決め切る部分でもっと積極性を出していこうと。やることは変えずに信じてやり続けていこうという感じでした。」
——後半、相手が守備ブロックを敷いてきた中でサイドバックとしてどうやって崩していこうと考えてましたか
「ワセダとしては蹴っちゃって放り込むイメージがあると思うんですけど、それを想定して相手は引いてるのでそれをやったら思うつぼというか、ただ相手GKにパスしてるような感じになっちゃうので、自分の考え方としてはつなぐというわけではないですけど、パス&ムーブで(ボールを)出して動いて相手が崩れたところを突いていけば、ということをやろうと思ってました。そういった面では後半右サイドから崩せてた場面もありましたが、最後の質というか、自分が常に持っている課題なんですけどクロスの質の部分で、まだ合わせ切れてないですし点につながってないので、それは全て自分のボールの責任というか、実力不足ですしもっとやっていかないといけないなと感じてます。」
——相手DFに跳ね返されるシーンが多かったですが、最後クロスを得点につなげるために何が必要だと感じてますか
「やっぱり練習して、どこにFWの選手が入ってくるのか、どこに出したら一番点につながりやすいかとうイメージは常に練習の中で感じないといけないと思います。その中でまだまだGKにキャッチされてしまったりだとか、ボールが高くて相手DFに準備されてヘディングで返されてしまう場面が多かったと思うので、そこはもっと自分の球のスピードとかに磨きをかけて、相手の準備が整ってないときにいいボールというか、準備を整わせないようなボールを蹴っていかないといけないと感じてます。」
——きょうの1敗で優勝の可能性が厳しくなりましたが、次節は首位の順大との直接対決です。勝てば再び優勝に向けて可能性が高まってくる1戦に向けて、意気込みをお願いします
「下を向いてては意味ないですし、まだ可能性は0ではなく、可能性がある限り前を向いて日々高めて1試合1試合勝っていくだけなので、また今週1週間勝つための準備をしっかりやっていきたいと思います。」

●FW山内寛史(2年=國學院久我山高)
――試合を終えて全体の感想をお願いします
「相手はシュートが少なかったですけど一点を取ってきた中で、自分らにもチャンスはありましたしシュートも相手より多く打っていたので、FWとして決め切れなかったですし、同じようなサッカーをした中で負けたのでエネルギー負けというか実力負けしたのかなと思います。」
――この一週間 流経大戦に向けてどのような対策をしましたか
「立ち上がりに強く来るというのを貴司くん(MF近藤貴司、4年=三菱養和SCユース)を中心に全員で共有した中で紅白戦なども意識してやってましたし、練習の質や意識をみんなで共有してちゃんとやってきたんで、立ち上がりのところはある程度できたんですけど、結局結果にはつながらなかったので改善する点は多くあるのかなと思います。」
――前半をビハインドで折り返し、ハーフタイムにはチームで何を話しましたか
「(失点は)1点でしたし立ち上がりそんなに悪くはなかったので、重くならずに、まだ45分あるので最後に勝てばいいという感じです。まあ本当に勝つしかないんでもっともっとエネルギー出して、攻撃のリズム、テンポが遅かったのでゴールキックだったりとかも出た瞬間のリズムを上げて動かしていかないと相手も(守備が)整うのも早いんで、相手が整う前に攻め切って点を取ろうという話をしてました。」
――後半ブロックを敷いてきた相手に対して、どのように攻撃の糸口を見つけようとしたか
「ある程度宮本くん(FW宮本拓弥、3年=流通経済大柏高)が競るのでそのセカンドを絶対狙ってましたし、左に入ったときは自分が最初から(スペースに)入って受けるんじゃなくて引いて受けてFWに当ててそこから侵入していくかたちならたぶん相手も付いてこれなかったと思いますし、あの形をもっと作れれば得点までいけたのかなと。あとクロスに対してもFWとしてちゃんと入れないと、クロスは何本か上がっていたのでそこで点を取れるようになんないといけないかなと思いました。」
――ファイナルサードでのアイディアに欠けていた点に関しては
「ビハインドの状態でどんどん時間がなくなっていく中で、蹴るしか、自分たちのサッカーがそれしかないのでそこはずっと課題ですけど、自分が左に入って落ち着かせて、そこから中に入っていく攻撃も何度かできたのでそこは継続してやっていきたいのと、チーム全体としてもう少しボールを動かす意識を持たないと本当に蹴ってるだけじゃ勝てないので、やるべきことは変えないにしろ、そこは改善していかないとこの先上位チームとやっても勝てないのかなと思っています。」
――先制点を許してから跳ね返すことができない試合が多い点に関しては
「前半良い立ち上がりをして先に点を取れれば守備を集中してできると思うんですけど、1点先に奪われて相手が守りに入った中でそれを崩して攻撃して点を取るだけの力が全くないので、FWの一番の課題だと思いますけど、チーム全体として崩しであったりビルドアップというのもしっかりやっていかないとその課題に対して改善できないのかなと思います。」
――優勝に向けて痛すぎる一敗となったが、これから続く上位対決に向けては
「監督(古賀聡、平4卒=早稲田実高)も最後言ってましたけど、勝ち点3を上位から取るということは自分たちが3点、相手も3点失うわけで6点の価値があると言ってましたけど、本当にここから勝ち続けることしか優勝はないと思うので、きょう負けはしましたけどチームとしても下を向かないでやっていこうと話しかけあってましたし、自分としてもまだまだやれると思っているので、切り替えて一週間コンディションを合わせてやっていきたいと思います。」
――次節 順大戦に向けて抱負をお願いします
「1位のチームなんでここで負けたら逆に勝ち点は6話されるわけで、自分たちの勝利しか優勝に向けてはないと思うので、気を引き締めてやっていきたいと思います。」

[写真]新井の右足から多くのクロスが供給されたがゴールには結びつかなかった

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