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[スポ東]セットプレーで好調・平国大撃破!破竹の6連勝

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[10.25 第88回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部リーグ第19節 東洋大2-0平国大]

 前節、産能大に4得点で快勝し後期リーグは無類の強さを見せている東洋大。平国大のホームで行われた今節は序盤から両チームの激しいプレスの応酬となり拮抗した試合展開になる。それでも50分、FKのチャンスを仙頭が沈め先制に成功。その後は平国大の攻撃を全員が体を張ってしのぐと、試合終了間際にCKのこぼれ球を郡司昌がゴールに突き刺す。貫禄の勝利でリーグ戦6連勝となった。

東洋大2-0(0-0)平国大

<得点者>
52分 仙頭
89分 郡司昌

<出場メンバー>
▽GK
浅沼優瑠(4年=成立学園高)
▽DF
石坂元気(3年=広島ユース)
田口慎太郎(4年=帝京高)
郡司昌弥(3年=柏U-18)
筑井駿(4年=前橋育英高)
▽MF
小山北斗(3年=帝京高)
90+1分→飯野峻地(4年=大宮ユース)
小島正之介(3年=常総アイデンティU-18)
87分→川森有真(4年=広島ユース)
斉藤昂太(4年=八千代高)
仙頭啓矢(2年=京都橘高)
90+2分→小山大貴(3年=大宮ユース)
▽FW
遊馬将也(3年=武南高)
平石直人(4年=帝京高)

前半の内容も想定内だったのかもしれない。「勢いを持って出てくるのは分かっていた。0-0も考えて、まずは守備を意識させた」と古川監督が語るように、平国大は後期に入り首位チームを2度破るなど、持っている破壊力は順位以上のものがある。さらに、東洋大の1部復帰という使命のためには残り4試合、なによりも結果が求められる。そうした計算の上、前半は特にロングキックを多用し、失点のリスクを回避した。そんな自分たちのサッカーの形が出せない状況でも少ないチャンスでシュートまで持っていけるのが今のチームの強みである。遊馬が前線でボールを収め、その瞬間、小島や平石がすぐにサポート。平国大の素早いプレスを避け、少ないタッチでゴールを狙う。15分にはセンターバックからのフィードを遊馬が落とし平石がチームのファーストシュートを放つ。41分にも、ロングボールのこぼれから平石がシュート。これは相手にブロックされるが前半最大の決定機を迎える。前半総じてシュート数は平国大のほうが多かったが、失点の気配はそれほど感じさせなかった。

「勝ち点3を意識しすぎて前に出すぎるとカウンターのリスクも高まる。全体のバランスを崩さずやろう」。昇格が視野に入る順位になっても指揮官は冷静だった。後半も、上位陣を食ってきた平国大を警戒、その中で巡ってきたチャンスは逃さぬよう攻撃陣に発破をかけた。しかしそれは、同時にここ最近絶好調である攻撃陣への自信の表れなのかもしれない。そして、まずは仙頭がその期待に応える。50分、ペナルティエリア中央付近でのFK。キーパーの逆を突き2試合連続でFKからネットを揺らす。先制後、平国大も攻撃のギアを上げ、サイドから多くのクロスを送り込む。しかし、全員が足を止めず、体を投げ出しボールに食らいつく。火花散る一つ一つのプレーに試合はヒートアップ。64分には、放り込まれたボールから混戦の中ネットを揺らされるもファールの判定で難を逃れる。数々の窮地をしのぐと試合終了間際、CKに久しぶりの出場となった田口がヘディングで合わせる。これはキーパーに防がれるも、こぼれ球を郡司昌が押し込み、追加点。これが決定打となり、2-0でリーグ6連勝を飾った。

今節では、けが明けの田口や後半から川森、主将の飯野など経験豊富な4年生を投入し勝利へ向けチームを締めた。安定したゲーム運びでチームには風格すら漂う。1部昇格へ、東洋大イレブンの加速した勢いはもう誰にも止められない。

[写真]仙頭は2試合連続で直接FKを沈めた

(文 スポーツ東洋 吉本一生)
(写真 横井喬、国府翔也)

[次節試合予定]
第20節・11月2日拓大戦(11:30@法大城山サッカー場)

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