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武藤が新人最多タイ13点目!! F東京と名古屋は痛み分け

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[11.2 J1第31節 名古屋2-2F東京 瑞穂陸]

 J1は26日、第31節を各地で行い、名古屋市瑞穂陸上競技場では12位の名古屋グランパスが7位のFC東京をホームに迎えた。前半に点を取り合い2-1と名古屋がリードして前半を終えたが、後半31分にF東京が同点に追い付く。試合は2-2のまま終了を迎え、勝ち点1を分け合った。

 予期せぬ形で名古屋に先制点が生まれた。前半19分、右サイドでボールを受けたDF矢野貴章がアーリークロスを送ると、クリアを試みたDF森重真人のオウンゴールを誘う。ここまでシュートゼロの名古屋は、シュートを打たずに先制に成功した。

 しかし、あっという間にF東京が同点に追い付く。前半21分、DF太田宏介が蹴り出したCKは一度クリアされるが、再び左サイドの太田へ展開されると、ピンポイントクロスをFWエドゥーがドンピシャのタイミングで合わせて試合を振り出しに戻した。

 だが、すぐさま名古屋がリードを奪い返す。左サイドで得たFKをMF矢田旭が蹴り出すと、ファーサイドで待ち構えるDF田中マルクス闘莉王がヘッドで突き刺して、スコアを2-1とした。名古屋はこの試合のチームファーストシュートを、きっちりと得点に結び付けた。

 さらに同38分にはFW永井謙佑のクロスからMF田鍋陵太がヘッドで合わせるもGK塩田仁史の好セーブに遭い、こぼれ球に反応した田鍋自身が右足で狙ったがシュートはポストを叩いた。

 後半に入ると、名古屋にゴールを脅かされる場面が増えたF東京だったが、後半31分にFW武藤嘉紀が同点ゴールを叩き込む。中盤で闘莉王とのセカンドボール争いを制すと、一気にトップスピードに乗ってPA内へと侵入し、左足でネットを揺らした。このゴールは武藤にとって今季13得点目となり、09年にチームメイトのFW渡邉千真(当時横浜FM)が記録した新人最多得点記録に並んだ。

 その後、スコアは動かずに2-2のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。


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