長居で2戦連発を狙う。14日のホンジュラス戦(6-0)で代表初ゴールを含む2得点を挙げたFW乾貴士(フランクフルト)は、かつての本拠地であるヤンマースタジアム長居で行われる18日のオーストラリア戦へ闘志を燃やした。

「次の相手のほうが強いと思うし、より良くしていかないといけない。練習からしっかり準備していきたい」

　後半開始から途中出場し、2ゴールを決めたホンジュラス戦後も「ちょっとはアピールできたかなと思うけど、この1試合だけじゃない」と、すぐに次の試合へ切り替えていた乾。その舞台が長居であることも、さらにモチベーションを高めている。

「自分の好きなスタジアムだし、そこで代表としてやれるのはうれしい。セレッソのファンもいっぱいいると思うし、しっかりいいプレーをしてがんばりたい」

　08年6月からボーフムに移籍する11年7月までの3年間、所属したC大阪の本拠地。日本代表として国際Aマッチ初先発となった10年9月7日のグアテマラ戦も長居が舞台だったが、前半だけで途中交代している。あれから4年。ドイツに渡って成長した姿をC大阪のサポーターにも見せるつもりだ。

(取材・文　西山紘平)