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[選手権]11年度4強の再現を…尚志・山城主将「福島県の方々に日本一で恩返し」

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 3年ぶり6回目の出場となる尚志高(福島)の初戦は2年連続11回目の出場となる広島皆実高(広島)に決まった。尚志の山城廉主将(3年=写真左)は「福島県代表として戦ってきた人たちや支えてくれた人たちに対しての恩返しがしたい」と端正なマスクを引き締めた。

 東日本大震災からもうすぐ4年。山城ら現3年生は中学2年生の時に被災した。当時は「震災のあった年は放射線濃度を図りながら練習していたと聞いた。室内でやったり、練習時間が短くなったりしたようです」という中で、11年度の全国高校選手権に出場した同校は、4強に進出。福島県民の希望の星となって、地元を勇気づけた。

 その時以来の出場となる今大会。メンバーの中には福島第一原発の事故により非難区域に指定された地域出身の選手もいる。「福島の代表としてという気持ちは強いです」。初戦の相手は強豪・広島皆実。07年度大会の1回戦で対戦し敗れている相手だ。「相手は強いですが、勝って勢いに乗りたい。福島県の方々には日本一が一番いい恩返しだと思っている。一戦一戦勝って、勢いに乗りたいと思っています」と、闘志を燃やした。 

(取材・文 児玉幸洋)

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