beacon

5戦ぶり先発の柿谷が先制点の起点に、バーゼルが3発完封でレアル戦に弾み

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.23 スイス・スーパーリーグ第16節 バーゼル3-0アーラウ]

 スイス・スーパーリーグは23日、各地で第16節を行った。FW柿谷曜一朗の所属するバーゼルはホームでアラーウと対戦し、3-0で勝利した。柿谷は10月4日の第11節ザンクト・ガレン戦以来、5試合ぶりの先発出場。先制点の起点となったが、今季3点目を挙げられず、後半30分に途中交代した。

 バーゼルは前半8分、MFルーカ・ズッフィのスルーパスから柿谷がワンタッチで前を向いて、左足を振り抜く。これはGKに弾き出され、直後の右CKからFWブレール・ドナルド・エンボロが打点の高いヘディングシュートを放ったがこれもGKに阻まれた。それでも同17分に相手のミスから先制点を挙げた。

 柿谷とのワンツーから右サイドを抜け出したDFフィリップ・デゲンがクロスを上げる。これは精度を欠き、逆サイドまで流れるも相手DFのトラップが大きくなったところをFWシュケルツェン・ガシが見逃さず、後方から相手DFと体を入れ替えて左足でゴールネットに突き刺した。その後はアーラウに攻め込まれる時間が続いたが1点リードで前半を折り返した。

 後半は一進一退の攻防が続いた。同10分には右サイドを抜け出した柿谷がドリブルで攻め上がって逆サイドに展開。これをフリーで受けたガシがそのまま左足でゴールを狙うもGKの正面を突く。同19分にはサイドを崩されて決定機を作られるが、GKトマーシュ・バツリークの好セーブでピンチを免れた。

 後半27分には前半から第4審と言い合ってたパウロ・ソウザ監督が退席処分となったが、同41分に柿谷と代わって入ったFWデルリス・ゴンサレスの折り返しをガシが押し込んで、2-0。待望の追加点を挙げると、後半アディショナルタイムにもエンボロが決めて、3-0で試合を決めた。バーゼルは3連勝を飾り、26日の欧州CLグループリーグ第5節レアル・マドリー戦に向けて弾みをつけた。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP