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[CL]香川投入も流れ変わらず…アーセナル完勝でGL突破

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[11.26 欧州CLグループリーグ第5節 アーセナル2-0ドルトムント]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、第5節2日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)は敵地でアーセナル(イングランド)と対戦し、0-2で敗れた。公式戦6試合ぶりのベンチスタートとなった香川は0-2の後半16分から途中出場したが、流れを変えることはできなかった。

 引き分け以上で首位通過が確定するドルトムントと、同じく引き分け以上でグループリーグ突破が決まるアーセナル。ともにリーグ戦では波に乗り切れない両チームの対戦は試合開始早々に動いた。前半2分、右サイドのスローインを受けたFWヤヤ・サノゴがボールキープ。MFサンティ・カソルラに落とし、リターンを受けたサノゴが右足で流し込んだ。

 先制に成功したアーセナルは前半9分にもカウンターからサノゴがゴール前に抜け出し、チャンスを迎えるが、シュートはDFマティアス・ギンターが体を張ってブロック。なかなかいい形で攻撃を組み立てられないドルトムントも前半39分、MFイルカイ・ギュンドアンのロングフィードをDFウカシュ・ピシュチェクが頭で落とし、MFヘンリク・ムヒタリアンがフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはGKエミリアーノ・マルティネスに阻まれた。

 アーセナルの1点リードで折り返した後半も流れは変わらない。後半6分、FWアレクシス・サンチェスの右足ミドルはGKロマン・バイデンフェラーがセーブ。同9分にはMFアレックス・オクスレイド・チェンバレンのミドルシュートがクロスバーを叩いた。すると後半12分、カソルラからパスを受けたサンチェスが左サイドから中に切れ込み、右足を一閃。鮮やかなミドルシュートがゴール右隅に吸い込まれ、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドとなったドルトムントは後半16分、FWチーロ・インモービレに代えて香川、FWピエール・エメリク・オーバメヤンに代えてFWアドリアン・ラモスを投入し、同時に2人を交代。しかし、その後も攻撃のテンポが上がらず、なかなかチャンスをつくれなかった。

 欧州CLは4連勝でグループリーグ突破を決めていたドルトムントだが、この日は1点が遠く、0-2の零封負けで初黒星。アーセナルは3勝1分1敗の勝ち点10に伸ばして2位以内が確定し、決勝トーナメント進出を決めた。首位ドルトムントとアーセナルの勝ち点差は「2」。首位通過の懸かる最終節ではドルトムントがホームでアンデルレヒト(ベルギー)、アーセナルが敵地でガラタサライ(トルコ)と対戦する。


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