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南野に興味の「レッドブル」ザルツブルク 狙いはアジアという市場か

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すでに韓国から18歳のFWを獲得

 Jリーグ1部(J1)セレッソ大阪MF南野拓実に、欧州移籍の噂が浮上している。果たして、期待を集めるタレントは来年、どこへと向かうべきなのか。現地の状況に目を向けてみる。

 南野が所属するC大阪は今季、まさかの17位に沈み、来季を2部(J2)で戦うことが決定した。年代別日本代表に入っている南野のほかにも、今夏にブラジル・ワールドカップ(W杯)を戦った山口螢ら若いタレントは多く、彼らの今後の選択が注目されている。

 そうした選手たちにとっては、欧州への挑戦も選択肢の一つとなり得るかもしれない。実際、先週にはドイツ『ビルト』が、ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフが興味を持っていると報じた。さらには日本のメディアが、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクによる獲得の可能性を報じていた。

 ザルツブルクからの関心は、先週の時点で『ビルト』も報じていた。さらに突っ込んだのが、地元オーストリアの『クリーア』で、以下のように伝えている。

「レッドブルにとって、アジア市場は興味深いマーケットだ。ザルツブルクのスポーツディレクター、ラルフ・ラングニクはすでに昨夏、そう宣言していた。今や、その興味が具体的なものになった」

 ザルツブルクを運営する世界的な清涼飲料メーカー「レッドブル」社にとっても、アジア市場は魅力なのだろう。

 また、「具体的なものになった」と言及されるだけの根拠がある。ザルツブルクはすでに先週、Kリーグの浦項スティーラーズから、18歳のFWファン・ヒチャンを獲得していたのだ。

 ファン・ヒチャンは、韓国の年代別代表にも選ばれてきたアタッカーだ。南野は同年代であり、もしも本当にザルツブルクが獲得を考えているのなら、今後の2人の使い方をどう考えているのか。アジアへのアピールとしては、日韓ストライカーのタッグ、あるいはライバル関係は、興味を引く格好の材料になるかもしれないが…。

 南野獲得の噂を尋ねる『クリーア』の取材に対して、ザルツブルクは「ノーコメント」だったという。

 かつてザルツブルクには、元日本代表の宮本恒靖氏と、今季はJ2岐阜でプレーした三都主アレサンドロが所属していた。
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