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[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.45]静岡学園高MF後藤真(3年)

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DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[1.5 高校選手権準々決勝 日大藤沢2-1静岡学園 駒場]

 ピッチを縦横無尽に駆け回った。前半3分には相手GKのキックに猛然とチャージ。あわやカットという場面を作る。「全然ダメでした」。後半31分にはMF本藤風太の同点弾の一つ前のプレー。こぼれ球に持ち込むシュートを放つ。「全然ダメでした」。何を話しても涙が溢れ出る。静岡学園高MF後藤真(3年)は、まともに試合を振り返ることが出来なかった。

 地元が近い日大藤沢の応援席は、この日もピンクに染められていた。ただ静岡学園の応援団も負けていない。スタンドを緑で染めた控え部員が一体となって、最後まで勝利を信じ、声援を送り続けた。後藤はそんな控え部員の気持ちを一番理解してプレーしていた選手だった。

 部員161名を抱える静岡学園は、自ずと控えに回る選手も多くなる。そして3年生になった後藤も当初、「一番下のチームからスタート」していた。「とりあえず、練習は頑張ってきた」。悔しさはあったが、「頑張れば、見てくれている。しんどくはなかった」と強い気持ちを持って、最終学年となる1年間を過ごした。

 そして、最後の全国大会、県予選でもレギュラーメンバーに入れていなかった後藤にチャンスが巡ってきた。「いい経験をさせてもらった。チャンスを貰って、最後に出させてもらって、本当に感謝しています」。3試合すべてで先発出場。全国制覇というみんなとの約束は果たすことは出来なかったが、努力の大切さを身を持ってしめすことができた。

「サッカーだけじゃなくて、人間性も学ばせてもらった。諦めない気持ちを教えてもらいました。練習とか私生活の面もいろいろ教えてもらいました」

 卒業後は静岡産業大に進学する。もちろんサッカーを続けるつもりでいる。後輩たちには「自分たちを超えてほしい」とエールを送った後藤。身を持って示したメッセージは必ず後輩の胸に刻まれているはずだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 児玉幸洋)
 『DAYS』は、何の取り柄も特技もない少年・柄本つくしが、サッカーの名門・聖蹟高校に入部したことで始まる灼熱×感動×奇跡の高校サッカー漫画だ! 現在、週刊少年マガジンで連載中。
 そして今回、柄本つくしのように、“泥臭くチームのために献身的に走る”全国のサッカープレイヤーを応援していく企画がスタート! 各地の高校世代のゲームの中から、毎週つくしに負けない“熱さ”を持った選手をピックアップしていく。全国のサッカープレイヤーは要チェックだ! 次の“つくし”はキミかもしれないぞ!!

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