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ジェラード:「夏のうちに新契約を提示されていれば…」

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退団決意に至った心境を語る

 リバプールMFスティーブン・ジェラードは、昨年夏の時点でクラブから契約延長のオファーを受けていれば、契約にサインをして残留することになっていた可能性が高いと語った。

 少年時代からリバプール一筋でプレーしてきたジェラードは、現在の契約が満了する今季終了後にMLSへ移籍することを先日発表。クラブは11月に新契約を提示していたが、サインに応じないことを決断した。

 クラブがあと数か月早く契約延長の姿勢を見せていれば、ジェラードの決断は変わっていたかもしれない。同選手はイギリス『リバプール・エコー』に次のように語った。

「プレシーズンの時期に新しい契約を提示されていれば、サインしていたと思う。イングランド代表から引退して、リバプールでのプレーに集中しようとしていたところだった。クラブでのプレーを変えたいとは思っていなかった」

「過去2年半はほとんど負傷もなく、昨シーズンは個人としては素晴らしいシーズンを過ごすことができていた。仮定の話でしかないし、今になって思えばだけど、夏から11月末までの時期が僕に考える時間を与えたんだ」

 だが、そのことでクラブやブレンダン・ロジャース監督を責めるつもりはないとジェラードは付け加えている。

「責めるつもりはないし、怒ってもいない。チームにはほかの人々もいて、クラブにはほかに気にしなければならないこともある。僕から監督やクラブの誰かに対して指を突き立てようとしているわけじゃない」

 契約延長の提示前に、ロジャース監督はジェラードに対して今後は出場機会を抑制していくことを告げたという。ジェラードは理解を示しながらも、それが退団の決断につながったことも認めている。

「厳しいことだけど、理解はできた。とても友好的な話し合いだったよ。僕がブレンダンのことをどれだけ高く評価しているかは誰もが知っているし、彼との関係はすごく良好だ。もっと若い頃に彼と一緒に仕事ができなかったことだけが悔やまれるよ」

「週末に良いパフォーマンスができるように、1週間の間必死に練習することをずっと続けてきた。先発するのかどうかが分からない段階になってくると、それも変わってくる。今の時点で欠場することもあるなら、来季はもっと欠場することになっていただろう。時間が過ぎれば状況が悪くなっていくのは分かっていた」

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