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左太腿裏を痛めた今野「カウンターを止めたときに…」

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[1.16 アジア杯D組 日本1-0イラク ブリスベン]

 1-0で迎えた後半19分、MF清武弘嗣と同時にピッチに立ち、インサイドハーフでプレーしたMF今野泰幸(G大阪)。「残り時間もまだあったし、僕の中ではもう1点取りに行くという気持ちで入った。残り3分とかロスタイムになったらボールを回すなど時間を使おうと思っていたが、最初から1-0で終わろうというのはなかった」と狙いを説明した。

 結果的に追加点を奪うことはできなかったが、投入された直後に生まれたFW本田圭佑の決定機を含め、何度も良い形をつくれたことはポジティブにとらえている。「シュートは打てていたので、あとは決めるか決めないかの精度のところ。難しいゲームだったけど、みんなきっちりプレーしていたし、しっかり守備もしていた。勝つべくして勝ったと思う」と胸を張った。

 もっとも、インサイドハーフでのプレーについてはまだ難しさを感じているという。「守備のときは絞らないといけないし、攻撃になったらペナルティーエリアの中に入っていかないといけない。かなりの運動量が求められる」と、慎重な今野らしく、手応えはまだ未知数のようだ。

 心配なのは、試合終了間際に相手のカウンターを止めに行った際、左太腿裏を痛めたことだ。「カウンターを食らって追いかけてファウルをしたとき、ちょっと痛めた。状態? 分からない。微妙」。最後は表情をやや曇らせた。

(取材・文 矢内由美子)

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