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クラセン日本一のライバルが刺激、横河武蔵野FCユースの10番・見木「横河の名を全国に」

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[2.1 東京都クラブユースU-17選手権 F東京U-18 3-2 横河武蔵野FCユース 武蔵野苑多目的]

 横河武蔵野FCユースはFC東京U-18に2-0から逆転負け。だが、前線からのアグレッシブな攻守やテンポの速いパスワーク、そして「ファイトするというのはベースにある部分」(増本浩平監督)という戦う姿勢でJクラブユース屈指の強豪を苦しめた。この日は主力DF加藤優志(2年)が不在だったが、昨年からの経験者である10番MF見木友哉や快足MF太田翔(ともに2年)がチームをけん引。左SB森田幸紀(1年)やGK福澤穂志亜(2年)らの好守も光った。

 1-0の前半33分には鮮やかな連係からチーム2点目。DFを振り切って左足でゴールを決めた見木は「ファーストタッチで置き去りにできなかったけれど、2タッチ目で相手が足出してきたので上手く前に出ることができた。ファー下に思い切って打ちました」。敗れたものの、個人、チームとしても手応えを掴んだ様子。「自信にはなりましたね。プレミア闘う相手にこれだけの内容ができたのは自信になります。技術っていう面は自信になりましたし、球際も戦えた。でも、もっと戦えないとダメ」と語った。

 昨年は同じ“街クラブ”の三菱養和SCユースが日本クラブユース選手権で優勝。Jユースカップ関東予選決勝で三菱養和を2-0で下している横河だが、今年は全国大会でも上位へ勝ち上がることを狙っている。見木は「街クラブとして『養和よりも横河』と言われるようにして、横河の名を全国に知らせたい。夏、養和は優勝している。ボクらもできない訳ではないと思う。自分たちも全国出て日本一になりたい」と意気込んだ。この日は惜敗したが、Jユース相手との連戦でも勝ち続けることができるチームになる。

(取材・文 吉田太郎)

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