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4年ぶりに日立台でプレーした柏FW大津「戻ってきたんだなと実感」

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[2.17 ACLプレーオフ 柏3-2(延長)チョンブリ 柏]

 11年6月15日の磐田戦以来4年ぶりに、FW大津祐樹が日立柏サッカー場に戻ってきた。2-2で迎えた延長後半8分にピッチに立つと、得意のドリブルで仕掛けてCKを獲得。それが同10分のFWレアンドロの決勝点につながった。「途中交代で出る限りは絶対に力になりたいと思っていたし、そういう前向きなプレーが結果につながったのは嬉しいです」と手応えを口にした大津。「フルでできるコンディションではない」と言うが、途中出場できっちりと仕事をしてみせた。

 08年に成立学園高校から柏レイソルに入団した大津は、11年にボルシアMG(ドイツ)へと移籍を果たすと、翌年にはVVV(オランダ)へ。そして今シーズン、背番号「10」を背負い古巣に戻ってきた。「復帰戦なのでいい姿を見せられたのかなと思います。ああいうふうに応援してくれるのは力になりますし、それで点が入ったと思っているのですごくサポーターに支えられているなと。自分の応援歌がすごく好きで、それを久しぶりに聞いて戻ってきたんだなという実感はあります」。万雷の拍手と「大津祐樹を止めないで」のチャントで迎えてくれたサポーターへの想いを語った。

 プレーオフを勝ち抜いた柏は3度目のACL挑戦となるが、大津としては初めてのアジアでのプレーとなる。「目指すところは一番上だと思っているので、まずはアジアでチャンピオンを獲ることだけを考えてをプレーします。勝てるメンバーですし、いいチームが完成してきている」。世界を知る男は、チームの悲願であるアジア制覇を誓った。

(取材・文 奥山典幸)

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