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鳥栖トップチームキャンプ参加の快足レフティー、U-17日本代表FW田川が1ゴール

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[3.19 サニックス杯予選リーグ第2節 U-17日本代表 5-0 杭州緑城ユース グローバルアリーナ]

 2月にサガン鳥栖トップチームの沖縄キャンプにも帯同している高校1年生、U-17日本代表FW田川亨介(鳥栖U-18)が初の年代別代表でアピールした。この日はまず午前中のU-17韓国代表戦で途中出場。「途中から出たけれど、全然走れなくて」と反省したものの、空中戦での強さなどを発揮した田川は、午後の杭州緑城ユース戦では前半22分には相手の背後を取ってクロスを受けると、コントロールから鮮やかな左足ループシュートを決めた。

 その後もスペースを突くドリブルと競り合いの強さも見せて存在感。50mを6秒ジャストで走るという快足レフティーは「絶対に自分ならやれると思っていた。自信はありました」という通りのプレーを表現してさらに自信を深めていた。

 鳥栖の沖縄キャンプについては「練習からめっちゃハードなのでキツかったです」と苦笑したが、「身体とかはまだまだだったんですけど、何回かシュートとかは持ち込んでいけたので、それは自信になりました」と言うように手応えの日々となった。目の前で日本代表FW豊田陽平のプレーを見て「毎試合ゴールを決めている。自分も獲れるように」と意識を高めている。以前は鳥栖U-18の中でも遠慮があったというが、「自分の武器を最大限生かせるようになったところが成長したところ」と力を発揮できるようになり、年代別日本代表でも堂々としたプレーを見せている。

 自身の課題について「ハードワークするところとか全然足りない。体幹とか身体の強さが全然たりない。改善していきたい」と語る田川は「一回代表呼ばれたから満足するのではなくて、これから何回も呼ばれるようにやっていきたい」。今春、自信を掴んできているFWがまずは今大会でゴールを連発し、課題を改善して鳥栖、年代別代表を勝利へ導く存在になる。

[写真]前半22分、U-17日本代表はFW田川が左足でゴールを決めて2-0

(取材・文 吉田太郎)

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