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ダイレクトプレーで輝きたい柴崎「スピード感のあるサッカーが求められている」

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 ボールを使った戦術トレーニングが初めて報道陣に公開された中、「フィールドプレーヤー12人+GK2人」を1組にして行ったミニゲームで、ボランチの一角に入っていたMF柴崎岳(鹿島)だが、ワンタッチパスの多用や縦への意識の高いハリル流戦術の中で、正確な技術はやはり光っていた。

「今日のトレーニングで見られたように、監督は非常にスピーディーなプレーを求めている。自分もスピードやワンツーを生かした攻撃を求められていると思うので、それに応えないといけない」。柴崎は言葉に力を込めた。

「攻守において、今までにも増してスピード感のあるサッカーが求められている」と、指揮官の狙いを説明しながら、「短い時間で練習してきた中で、試合では少しでも監督の要求することをやりたいし、得意なプレーをしっかり出していきたい」と意気込む。

 今合宿ではランニングやフィジカルメニューで常に先頭に立つのが柴崎だった。背番号は堂々の7番。自覚も期待も十分な22歳が、ハリルジャパンの一員として新しい風を吹かせようとしている。

(取材・文 矢内由美子)

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