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マルキージオの不可解な負傷 イタリア代表ドクターの説明は…

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 イタリア代表チームドクターのエンリコ・カステッラッチ氏は、ユベントスMFクラウディオ・マルキージオが負傷したと見られる件について状況を説明している。

 マルキージオはイタリア代表の練習中に右ひざを負傷。代表チームでの診断によれば前十字じん帯を痛めたと見られ、イタリアメディアは同選手が6~8か月の離脱を強いられる可能性もあると伝えていた。

 代表チームを離れてクラブに戻ったマルキージオは改めて検査を受けたが、クラブの発表によればじん帯の損傷は確認されなかったとのこと。数日後に改めて検査が行われるが、中断明けのリーグ戦に出場できる可能性さえあると見られている。

 ユベントスとイタリア代表およびアントニオ・コンテ監督との衝突に発展した不可解な”負傷”について、カステッラッチ医師は次のように語った。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「私がやったことははっきりしている。マルキージオは深刻な形でひざをひねって、ひざの中から嫌な音が聞こえたと言ってきた。10分後には病院に行って、MRI検査の結果はみなさんご存知のとおりのものだった」

「ユベントスと話をして何が起こったかを説明し、さらなる検査のためクラブへ送り返すことで合意した。ユーベから診断結果を公表する許可も得た。今は2つの矛盾する診断結果がある。もちろん、夜に明らかになったこと(軽傷)が確認されれば私はうれしく思う」

 クラブによる診断の発表に先立ち、カステッラッチ氏はマルキージオの負傷の状況について次のように述べていた。

「おかしな状況で起こったことだった。練習は始まってすらいなかったからだ。彼は一人でウォームアップをしていて、地面に足をついたときにひざをひねってしまった」

「損傷はおそらく完全なものではなく、部分的なものだ。現在トリノで行われている検査で負傷の程度が明らかになるだろう。完全な損傷なら外科手術が必要になるかもしれない。部分的であれば筋肉を強化することで回復を試みることができるかもしれない」

 クラブの検査によれば、現時点ではその部分的な損傷すら確認されなかったとのことだ。

イタリア代表のその他の負傷者としては、DFマヌエル・パスクアルは軽傷のためチームを離れることが決定。MFアレッサンドロ・フロレンツィもひざに負傷を抱えており、28日に行われるEURO2016予選ブルガリア戦は欠場する見通しだが、31日のイングランドとの国際親善試合への出場を目指してチームに残る。

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