beacon

落雷24分間中断マッチは小川劇的弾で決着、神戸が“16年ぶり勝利”で最下位脱出

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.4 J1第4節 広島0-1神戸 Eスタ]

 ヴィッセル神戸が敵地でサンフレッチェ広島を1-0で下した。今季リーグ戦初勝利を挙げた神戸は最下位を脱出。広島は今季初黒星を喫した。なお、神戸の勝利により、リーグ戦の未勝利は名古屋のみとなった。

 神戸が今季リーグ戦初勝利を挙げた。試合はスコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入したが、迎えた後半48分、カウンターを発動させた神戸は途中出場のFWペドロ・ジュニオールが粘ると、途中出場のFW小川慶治朗がエリア外から思い切って左足を振り抜く。「途中から出たら絶対結果を出してやろうと思った」。ボールはゴール右隅に収まる。「上手くペドロが潰れてくれた」。白い歯をこぼした小川は、「まだまだ始まったばかり。しっかり勝っていきたい」とリーグ戦初勝利を喜んだ。

 試合は“大荒れ”となった。試合前から雨が降りしきり、序盤は視界が悪くなるほど、強い雨がピッチを叩きつける。すると前半33分、「ゴロゴロ」という大きな雷鳴が轟く。家本政明主審は選手らにベンチ裏に引き上げるように指示。まもなく、オーロラビジョンに落雷のため中断することが記され、サポーターにも避難が呼びかけられた。その後、24分間の中断を経て試合は再開。神戸は前半12分にFWマルキーニョス、広島は後半31分のMF森崎浩司と、ともにシュートがポストに嫌われるなど白熱したゲームを見せたが、後半アディショナルタイムの劇的弾で、最終的には神戸に軍配が上がった。

 なお、神戸のアウェー広島戦の勝利は、1999年4月の対戦以来16年ぶり。ネルシーニョ体制のリーグ戦初勝利は“歴史的勝利”にもなった。 


▼関連リンク
[J1]第1ステージ第4節2日目 スコア速報

TOP