[3.15 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ順位リーグ G大阪ユースA 5-1 横河武蔵野FCユース J-GREEN堺]

　トップチームでの活動で学んだことは「止める、蹴るがしっかりできていて、球際の面だったり、激しさがあったりして、基礎がブレないというところ。パススピードがより速かったり、止める位置だったり、ドリブルする方向だったりも次のことを考えているなと思いました」。ガンバ大阪ユースからG大阪のトップチームに2種登録されているDF初瀬亮(新3年)は、アップダウンの量と質や左右両足からの正確なキックを武器とするSB。「止める」「蹴る」「基礎がブレない」という点で彼はレベルの高さを見せてきた選手だが、それでもトップチームではより研ぎ澄ましていかなければならないものだと感じている。

　3月14日、15日に開催された「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」で初瀬が見せた左サイドでのプレーは違いを生み出していた。正確なタッチでビルドアップに加わりながら、対角線上のクロスボールや、縦への仕掛けからのラストパスでチャンスを演出。そしてプレッシャーが甘いと見るやカットインからシュートを打ちこんだ。四日市中央工高との強豪対決では3点目となるゴール。キャプテンマークを巻いた横河武蔵野FCユース戦でも快勝に貢献した。

　今年の目標については「個人としてはやっぱり勝負の年やし、プレミアリーグや公式戦で結果を出してトップチームに上がれるようにやっていきたいと思っています」と宣言。チームとしての目標は全てのタイトルを獲得することだ。「今年は全部タイトルを獲るという意識でやっている。日ごろの練習から意識してチーム全員でやっていきたいと思っています」。3冠王者であるトップチームから学んだ質の高さ。その部分にこだわって自身の武器を極める。

(取材・文　吉田太郎)

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