beacon

[全日本大学選抜]DF湯澤聖人(流通経済大)「もっと選手間で厳しい要求も」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 今月20日から22日にかけて、東京都内で合宿を行う全日本大学選抜。7月にはユニバーシアード競技大会が控えており、5月上旬には正式メンバーが発表される予定。今回は最後の“選考会”の意味も持ちます。3月末に行った韓国遠征のメンバーに8名を加えた28名で合宿はスタート。ゲキサカでは全28選手のインタビューを掲載します。

 第2回目は来季の柏レイソル入団が内定している流通経済大のDF湯澤聖人(4年=流通経済大柏)選手です。流通経済大は2015年で創立50周年。メモリアルイヤーで3冠を目指す中、湯澤選手の存在は必要不可欠。もちろん選抜チームでも主力の一人として期待されています。しかし、今シーズン開幕前に左足かかとの炎症で戦線を離脱。現在もリハビリをしながら、復帰を目指しています。現在の湯澤選手の心境は?

―故障はいつから?
「2月16日からなので、もう2か月サッカーをやっていないですね。まだ復帰できないので怪我人です。早稲田大戦から復帰する予定でしたけど、もう少し様子を見て。せっかく長く休んだので、ここまで来たら完全に治ってからやれればと。今はまだどうなるか……という感じです」

―スタートで出遅れたのは予想外?
「いや、去年無理しすぎたのがあったので。どっちみち、いつかは休むということになっていたかなと。チームには迷惑をかけることになって申し訳ないですが、逆にこういう時期に休めたのは良かったのかなとも思っています」

―全日本大学選抜チームでの自身の武器は?
「神川さんも『球際・運動量・切り替え』と『戦う気持ち』というのは強く言っているところ。自分はその3つの要素を強みとして持っている選手だと思っています。そういう部分でチームに勢いを与えられればと思います」

―このチームに足りない部分は感じるか?
「連携も深まってきている中で、もっと選手間で厳しい要求があってもいいのかなとは思います」

―個人の部分で今季強化するべきところは?
「サッカーの本質の部分というか。今までは身体能力を活かして、それに頼ってきた部分がある。今後はそれにプラスして、戦術的な部分を頭に叩き込んで、効率良くプレーすることも身につけていきたいですね」

―復帰後の関東リーグへ向けては?
「自分は進路が決まっている中での大学リーグになる。だからこそ、大学で試合に出るときは絶対に結果を残さないといけない立場だと思っているので。その中でプラスアルファの部分も出していければと思っています」

―柏サポーターも注目しているのでは?
「自分のなかで足りない部分と(Jリーグへ)いけそうな部分というのが見えてきていて。そういうなかで、サポーターの方から自分への期待が膨らんできているのも感じます。そういう期待が過信につながることのないようにしたい。今年は来季のJ入りへ向けて、しっかりと準備をしつつ、少しでもレイソルの試合に絡むというのも視野に入れながらやっています」

―3日間の合宿へ向けて。
「今回の合宿は別メニューですけど、雑用の部分とかはやろうと思っています。定期的に他のチームの選手のプレーを一緒のチームでみれる機会をつくってくれるので。それをしっかり吸収したいなというのはありますね。それと個人的には、このチームにあまり貢献できていない思いがあるので、早く復帰して……という気持ちもある。今回は新しい選手もいるので、早く慣れることと。プレーはできないですけど、しっかりと他の部分でチームに貢献できれば」

(取材・文 片岡涼)

TOP