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降格危機のカリアリ、ゼーマンが今季2度目の退任

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 カリアリは21日、ズデネク・ゼーマン監督(67)の辞任をクラブ公式サイトで発表した。

 今季スタートからカリアリで指揮を執っていたが、成績不振により12月に解任されたゼーマン監督。その後クラブはジャンフランコ・ゾラ氏を新監督に迎えたが、結果は好転せず、3月にはゾラ氏の解任とゼーマン監督の復帰が決定された。

 ゼーマン監督の復帰初戦ではエンポリと引き分けたが、そこからカリアリは4連敗。19日に行われたホームでのナポリ戦にも0-3の敗戦を喫し、残り7試合でセリエA残留ラインと9ポイント差の19位と厳しい状況に置かれた状況で、ゼーマン監督は再びクラブを去ることになった。

 辞任発表に先立ち、イタリア『ウニオーネ・サルダ』の報道として複数メディアが伝えていたところによれば、成績不振に加えて選手たちからの求心力を失ったことでゼーマン監督は辞任を決断したという。「私も全力を尽くしたが、今は全員がそれぞれの責任を取るべきだ。私は辞任することで自分の役割を果たす」とゼーマン監督はトンマーゾ・ジュリーニ会長に伝えたとされている。

 先日はチームの低迷に不満を募らせたサポーターが練習場を襲撃したことが報じられるなど、チームを取り巻くムードが非常に険悪なものとなっているカリアリ。今季3度目の監督交代で状況は変わるのだろうか。

 現時点で後任監督は未定だが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は現役時代にカリアリで活躍した元ホンジュラス代表FWダビド・スアソ氏(35)の就任が濃厚と伝えている。

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