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鳥取が来季J2ライセンス申請断念…J3優勝でも昇格はなし

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 ガイナーレ鳥取は24日、平成26年度の決算で約1700万円の債務超過状態であることを公表し、来季のJ2ライセンス申請を断念することを決定した。代表取締役の塚野真樹氏が記者会見を行い、発表した。これにより、鳥取が今季J3を優勝しても、J2昇格は出来なくなった。

 鳥取は昨年のライセンス交付時にも、財政状況悪化のために、当初は条件付きのJ2ライセンスとなった。条件をクリアしたことで、最終的にはJ2ライセンスが与えられたが、今回は申請の段階で断念するという結論に至った。

 公式サイトによると、前期赤字額が約9500万円、債務超過が1700万円となることを明かした塚野氏は、「私の力不足によるものと考えており、クラブを発展させなければいけない立場に あるものとして、皆様にお詫び申し上げなければなりません」と謝罪。具体的な再建策については「進行中」とし、「必ずやこの状況を打破し、クラブの存続とその後の発展につなげてまいります」と続けた。

 鳥取は2011年にJFLからJ2に昇格。J2で3シーズンを戦ったが、13年度のJ2・JFL入れ替え戦に敗れ、翌年創設されたJ3に降格。初年度となった14年は4位。6節を終えた今季は4勝2敗の勝ち点12で3位につけている。

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