4月20日から22日にかけて、東京都内で合宿を行った全日本大学選抜。7月にはユニバーシアード競技大会が控えており、5月上旬には正式メンバーが発表される予定。今回は最後の“選考会”の意味も持ちました。ゲキサカでは合宿へ参加した全26選手のインタビューを掲載します。

　第20回目は福岡大GK永石拓海(2年=高川学園高)。日韓戦などではGK福島春樹(専修大4年)とGK前川黛也(関西大3年)が選出されてきたが、デンチャレでの活躍を認められると、最後の選考会で2度目の全日本招集を受けた。最終選考で先輩2人の牙城を崩しにかかる。また、九州勢で選出されたのは永石と、同選抜常連のMF木本恭生(福岡大4年)のただ2人。さらに2年生ながら呼ばれたのも永石とMF重廣卓也(阪南大2年=広島皆実高)の2人だけだ。緊張をにじませながらも、九州を代表するGKが心境を語った。

―今回の選考会へ臨むにあたって。
「まだ2回目なので緊張しているんですが、呼ばれたからには頑張りたいと思います」

―GK陣は浦和内定のGK福島春樹(専修大4年)や選抜常連のGK前川黛也(関西大3年)がいるなかでの招集となったが?
「4年生の福島さんだったり、関西の高いレベルでプレーしている前川さんだったり、経験がきっと違うんですけど。九州の中でやっているからと負けるわけにはいかないと思っています」

―九州からは福岡大4年のMF木本恭生と2人だけが招集された。
「九州は関東や関西とかと比べるとレベルが違うといわれますが、そんな気はしないです。九州だから全日本へ呼ばれないというのは違うと思う。個人としても、九州のレベルとしても、底上げしていきたいなと思っています」

―自身の持ち味は?
「裏に出たボールなどへのチャレンジであったり、ハイボールの処理ですかね」

―今後への課題は?
「もっとシュートストップの質を上げたり、キックの精度もまだまだなので。色々と精度を上げていかないといけないなと思います」

―3日間の選考合宿への意気込みは?
「早くこの選抜に慣れて。一番下なのでまずは慣れて、自分のアピールポイントだったりとか、自分の良いところを出していければと思います」

(取材・文 片岡涼)