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結果を求める柏FW工藤「“いいサッカー”で終わってしまう」

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[5.2 J1第1ステージ第9節 柏0-0清水 柏]

 今季リーグ戦で初の無得点に終わった柏レイソル。後半は多くの時間を清水エスパルス陣内でプレーし、押し込んでいたが上手く守り切られた印象だ。「こうやって入らないときもある」と洩らしたのは、フル出場しながらもシュート0本に終わってしまったFW工藤壮人

 開始4分、工藤はFWレアンドロのスルーパスに抜け出したが、GK杉山力裕の鋭い出足にあい、シュートまで持ち込むことができなかった。レアンドロ、MFクリスティアーノもこの日はゴールが遠く攻撃陣が不発に終わった一方、清水にはチャンスらしいチャンスをつくらせなかった。開幕の神戸戦(○1-0)以来となる無失点で終えたこと、ボールを支配できたことに満足しつつも、工藤は勝ち点3を取れなかったことを悔やんでいた。

「満足していいような内容だったと思いますけど、そこで勝ちに持って行けるかというところが、このサッカーの大事なところ。しっかりとボールを支配しても、結果がついてこないと“いいサッカー”で終わってしまう。“いいサッカー”で“勝つサッカー”に持って行けるように、もっと選手同士でコミュニケーションをとってやっていかなければいけない」。ボールを握るスタイルに今季から挑みながらも「プロである以上」と、柏の選手たちは結果への執念を口にする。

「事故であっても1点を取って、もっと楽に試合を進めたかった」。1点が遠かった試合を、今季4ゴールのエースは悔しさを募らせながら回想していた。

(取材・文 奥山典幸)

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