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バー&ポストに3度阻まれPK失敗…レアルはV遠のくドローに「運がなかった」

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[5.9 リーガ・エスパニョーラ第36節 R・マドリー2-2バレンシア]

 リーガ・エスパニョーラは9日、第36節を行い、2位レアル・マドリーはホームでバレンシアと2-2で引き分け、連勝が7でストップした。この結果、首位バルセロナとの勝ち点差は残り2試合で「4」に開いた。

 前半14分、MFガレス・ベイルの直接FKがクロスバーを直撃し、同18分にもMFハメス・ロドリゲスの右CKに合わせたFWクリスティアーノ・ロナウドのヘディングシュートがバーを叩いた。

 直後に先制点を許すと、前半25分にMFトニ・クロースが負傷交代。その1分後に2失点目を喫したレアルの不運はさらに続き、前半40分、FWハビエル・エルナンデスのシュートが今度は左ポストに弾かれた。

 前半アディショナルタイムにはC・ロナウドのPKがGKに阻まれ、前半を0-2で折り返す。後半11分にDFペペ、同39分にMFイスコがゴールを決めて2-2の同点に追いついたが、逆転優勝が遠のく痛恨のドローに終わった。

 選手たちも失望を隠せない。同点弾のイスコはクラブの公式サイトで「これ以上のことはできなかった。3本の枠直撃、PK1本失敗、後半のチームの姿勢……。今日、僕たちに起こったことはサッカーではなかなか起こらないこと。運がなかった。でもマドリーは最後まで戦わないといけない」と言葉を絞り出した。

「(優勝争いから)一歩退くことになってしまった。ゴールが勝ち点3を得ることにつながらなくて残念」。リーガでの逆転優勝が厳しくなったことを認める一方、連覇が懸かった欧州CL準決勝第2戦ユベントス戦も13日に迫っている。

 中3日でホームにイタリア王者を迎える大一番。第1戦は1-2で敗れたが、「戦いはまだオープンなもの」とイスコは逆転突破を信じている。「サンティアゴ・ベルナベウで落とすわけにはいかない。チームはサポーターの力を必要としている。生死をかけた試合だし、自分たちのホームでこのチャンスを取り逃すことはできない」と力を込めた。

「状況はとてもデリケートだけど、僕らは立ち上がらなければならない。水曜日、とても大事な試合がある」と気持ちを切り替えるペペも「後半はとても良く、ユベントス戦でこのプレーを持続すれば、僕らは突破する大きな可能性を手にすることになるだろう」と、後半の試合内容に手応えをつかんでいた。

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