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清武は右足第5中足骨に亀裂…本人の希望で補強手術へ

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 4-0で快勝したイラク戦から一夜明けた12日、日本代表は埼玉県内で練習を行い、16日のW杯アジア2次予選・シンガポール戦(埼玉)に向けて調整した。

 日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長は、この日代表チームを離脱したMF清武弘嗣(ハノーファー)について、前日11日午前に都内の病院で検査を受けた結果、右足第5中足骨に亀裂が入っていることが判明し、12日夜に都内の病院で補強手術を受けることになったと明らかにした。

 ハノーファーは前日11日にクラブの公式サイトで「中足骨の疲労骨折」と発表したが、霜田委員長は「日本とドイツで解釈が違うようで、骨に亀裂が入っている時点で向こうは疲労骨折と言うが、こちらではまだ言わない」と指摘。「まだ折れてはいない。ただ、今後、ハードなトレーニングをすると、かなり高い確率で骨折する可能性がある」と説明した。

 今月1日に始動した日本代表合宿に初日から参加していた清武。フィジカルトレーニングなど負荷の高い2部練習をこなす中で、「一番調子が良いぐらいだった」(霜田委員長)が、8日の練習後に右足足底部に痛みを訴え、9日から別調整となっていた。

 霜田委員長は「早く手術すれば早く復帰できるので、このタイミングになった。清武は逆足の中足骨を骨折して手術したことがあり、その経験から本人の希望もあって手術に踏み切ることになった」と、本人の意思であることを明らかにした。クラブは手術後、復帰まで数週間を要する見込みとしている。

(取材・文 西山紘平)

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