[6.27 コパ・アメリカ準々決勝 ブラジル1-1(PK3-4)パラグアイ]

　コパ・アメリカは27日(日本時間28日)、準々決勝を行い、パラグアイ代表がPK戦の末、ブラジル代表を下し、2大会連続となるベスト4進出を決めた。ブラジルは前半15分に先制しながら後半27分にPKで失点。前回大会準々決勝と同様、パラグアイにPK戦の末、敗れ、2大会連続のベスト8敗退に終わった。

　ブラジルは前半2分、MFフィリペ・コウチーニョが右足でミドルシュートを狙うが、GKがセーブ。積極的な入りを見せると、前半15分、DFダニエウ・アウベスの右クロスをFWロベルト・フィルミーノがスルーし、ファーサイドのFWロビーニョが右足で押し込んだ。

　前半を1点リードで折り返したブラジルだが、後半はパラグアイの反撃を浴びる。後半7分、MFデルリス・ゴンザレスが左サイド角度のない位置から直接FKを狙うと、同11分には右CKからFWネルソン・バルデス、同16分にも右CKからDFパウロ・ダシルバがヘディングシュートを放った。

　セットプレーを中心にチャンスをつくるパラグアイは後半25分、デルリス・ゴンザレスが右サイドから浮き球のクロスを入れると、FWロケ・サンタクルスがDFチアゴ・シウバ、ダニエウ・アウベスと競り合う。ここでボールがチアゴ・シウバの手に当たったとして、主審はハンドを宣告。このPKをデルリス・ゴンザレスが決め、パラグアイが1-1の同点に追いついた。

　試合はそのまま90分間を終え、延長戦なしのPK戦に突入。先攻のブラジルは2人目のMFエベルトン・リベイロがゴール右に外すと、4人目のMFドウグラス・コスタのキックもクロスバーを大きく越えた。3人目まで全員が成功したパラグアイも4人目のサンタクルスがゴール上に外したが、5人目のデルリス・ゴンザレスが決めて勝負あり。PK4-3でブラジルを撃破し、2大会連続で4強入りを決めた。

　パラグアイは30日(日本時間7月1日)の準決勝でアルゼンチンと対戦する。

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