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[MOM1407]大阪桐蔭FW田村浩都(2年)_「ストロングはどこでもできること」の万能型、FWで2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.27 高円宮杯プリンスリーグ関西第7節 大阪桐蔭高 3-0 阪南大高 J-GREEN堺]

 大阪桐蔭高は永野悦次郎監督が「気合が入っていた」と説明するFW田村浩都(2年)がセットプレーから2得点。スピードに乗ったドリブルで仕掛けを見せるなど奮闘したFWは「いいボール上がってきて上手くタイミング外してマーク振り切って決められたのは良かった。毎日ヘディング練習しているのでその成果が出て良かった」と喜んだ。
 
 FWとしてプレーするのは全国総体大阪府予選決勝リーグから。それまではボランチでプレーしていた。だが、「何が得意かと言われたら『全部できることが得意』。自分のストロングはどこでもできることです」という田村はボランチからFWへの転向もスムーズ。すぐに頭を切り替えて新しいポジションで期待に応えてみせた。近畿大会では決勝戦で先制ゴール。「FWでは点を取ることが自分の仕事。決定機が毎回1回訪れるので、それを1回決めることを意識している」という田村はこの日も2得点で快勝に貢献した。

 自分自身でも特長と言い切る万能性。それは中学時代から変わらない。大阪桐蔭入学時はどのポジションを希望するかという質問に対して「『どこでもできるんで』と言ったら1回怒られたことがある」と笑う。田村にはCB、SB、ボランチ、FW・・・どのポジションで起用されても「ミーティングで(ポジションを)言われたら、頭や体を持っていけることができる」と柔軟に対応できる自信がある。

 トレセン時代の友人もいて「負けたく無かった」というこの日はFWとしての活躍で首位・阪南大高撃破。ヴィッセル神戸伊丹U-15出身の田村にとって8月の全国総体は地元・兵庫県開催で、気合の入る大会だ。「監督にも恩返ししたいですし、みんなにも恩返ししたい」という田村はどのポジションで起用されてもチームの勝利に貢献する活躍を見せる。

(取材・文 吉田太郎)
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