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約1年ぶり先発の札幌MF深井「これをいい方向に」

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[7.4 J2第21節 横浜FC0-0札幌 ニッパツ]

 体調不良で欠場したMF稲本潤一に代わってボランチの位置で先発したのが今季初スタメンのMF深井一希だった。

 昨年8月20日の天皇杯3回戦・清水戦で右膝前十字靭帯および右膝内側半月板損傷の重傷を負った深井。長期離脱を強いられるも、今年5月17日の群馬戦に途中出場して約9か月ぶりに復帰すると、前節まで5試合連続で途中出場していた。

 今季全試合に先発していた稲本の不在でめぐってきた先発チャンス。「イナさん(稲本)はイナさんで特長があるし、僕には僕のプレーがある。イナさんを意識するのではなく、自分のプレーを最大限にできればと思っていた」と、強い決意でピッチに立った。

「テンポよくボールを回して、間に縦パスを入れられれば良かった。ボールは動いていたけど、縦パスが入らなかった。そこは改善しないといけない」

 後半29分までのプレー。「(ゲーム)作りの部分でそんなにプレッシャーを受けてないのに単純なパスミスはやってはいけない」と反省の言葉が続いた深井だが、「でも最初から出られたのは今までなかったので。これをいい方向に持っていきたい」と前を向いた。約1年ぶりの先発。度重なる左膝の負傷で昨季はわずか3試合の出場に終わった20歳のMFは一歩一歩、完全復活への階段を上っている。

(取材・文 西山紘平)

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