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なでしこ、連覇夢散…アメリカに5失点大敗

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[7.5 女子W杯決勝 日本女子2-5アメリカ女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は5日、女子W杯決勝でアメリカ女子代表と対戦し、2-5で敗れた。前半16分までに喫した4失点が重くのしかかった。期待された連覇まではあと一歩届かなかった。

 ついに夢の連覇にあと一つと迫ったなでしこジャパン。相手は永遠のライバル・アメリカ。前回大会と同じ組み合わせという舞台が用意された。決勝トーナメントに入ってからなでしこは4試合のスタメンを固定させることを選択。GKは海堀あゆみ、DFラインは右から有吉佐織岩清水梓熊谷紗希鮫島彩。ダブルボランチにMF阪口夢穂とMF宇津木瑠美が入り、攻撃的なMFに右に川澄奈穂美、左に宮間あや。そして2トップにFW大野忍とFW大儀見優季とお馴染みのメンバーが並んだ。

 目が覚める前にやられてしまった。前半3分、CKを低いボールで入れられると、中央を走り込んだMFカーリ・ロイドに完璧に流し込まれ、先制を許す。同5分には右サイドからのFKを再びロイドに押し込まれ、簡単にリードを広げられた。

 アメリカはショックを隠し切れないなでしこを畳み掛ける。前半14分、岩清水のクロスが浮き球になってこぼれると、MFローレン・ホリデイにダイレクトで蹴り込まれ、3点目。同16分には浮足立つなでしこをあざ笑うかのような超ロングシュートをロイドに蹴り込まれ、早くもハットトリックを決められた。

 なでしこはようやく前半27分、右サイドから川澄の上げたクロスをゴール前でDFと入れ替わるようにして受けた大儀見が左足で蹴り込み、1点を返す。そしてベンチも大きな決断に出る。33分に岩清水に代えてMF澤穂希、同39分には川澄に代えてFW菅澤優衣香と積極的な交代策を取る。阪口をCBに下げ、澤をボランチ。菅澤と大儀見の2トップにして流れを取り戻しにいった。

 そして後半7分、宮間がゴール前にFKを蹴り入れると、澤と競り合ったDFジュリー・ジョンストンがオウンゴール。なでしこが完全にリズムを取り戻したとか思われた。しかし甘くはなかった。後半9分、CKの攻撃から圧力を掛けられると、MFトービン・ヒースに押し込まれ、再びリードを広げられてしまった。

 なでしこは後半15分、大野に代えて切り札のFW岩渕真奈を投入。ベンチは打てる手をすべて打ち、ピッチのイレブンに運命を託した。しかし31分の菅澤のヘディングシュートがソロの胸の中に収まるなど、スコアが動かないまま、時間だけが刻々と過ぎていく。

 アメリカは後半34分から今大会が最後のW杯と公言しているFWアビー・ワンバックを投入。試合を締めにかかる。なでしこの焦りとは裏腹に、守りをしっかり固めて試合を終わらせたアメリカが、1999年大会以来、4大会ぶり3度目のW杯王者に返り咲いた。


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