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[総体]女子決勝で近畿大会決勝の再現なるか?大商学園が絶対王者へ挑む

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[8.8 全国高校総体女子準決勝 大商学園高 0-0(PK4-2)修徳高 ユニバー記念補助競技場]

 女子サッカー競技決勝は近畿決戦となった。注目は日ノ本学園の4連覇に集中するが、今大会の近畿予選決勝でこの絶対王者を1-0で破っているのが大商学園だ。

「近畿大会ではうちは厳しい試合が続いていて、日ノ本学園は余裕のある試合が続いていました。だから決勝前半は勢いで押し込めたんです。それで後半なんとか持ちこたえて勝てたという」

 大商学園、岡久奨監督が近畿大会決勝を振り返る。そして同じカードとなった総体女子決勝、簡単に同じことが繰り返せるとは思っていない。

「ふつうに勝負した大敗するでしょう。でも、うまさより団結など、高校生だから大きく作用する部分はある。そこをいかせれば、見ごたえのあるゲームができる」

 準決勝では、春に練習試合を行った修徳を的確なスカウティングで抑え込んだ。決勝でも日ノ本学園へのスカウティングを徹底すべく、1日を使うつもりだ。

「近畿で勝っていることで選手たちが過信せず、もう一度チャレンジできるかどうか」

 長らく君臨する王者には王者の苦しみがある。そして王者が強大になるほど、挑戦する側からすると難攻不落になる。9日の決勝でどちらが勝つにせよ、高校女子サッカー界には大きな話題が振りまかれることになる。

(取材・文 伊藤亮)
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