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FIFA会長選出馬表明の鄭夢準氏へブラッター氏が反撃

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 元国際サッカー連盟(FIFA)副会長で名誉副会長を務める鄭夢準氏は17日、FIFA次期会長選への出馬を表明した。会見の中で現会長のゼップ・ブラッター氏を批判した鄭氏へブラッター氏本人が反撃した。英『スカイスポーツ』が報じている。

 パリ市内で出馬表明の会見を行った鄭氏は「ここまでFIFAが腐敗した理由は、同じ人間と“取り巻き”が長い時間に渡って、居座り続けたからだ」と指摘。「長きに渡る絶対的な権力は腐敗を招く」と強調し、17年間に渡って会長職に就いてきたブラッター会長を批判した。

 これを受けてブラッター会長は、自らが残りの在職期間でFIFAの内部を正すことを再び強調したうえで、鄭氏の態度が無礼であると遺憾の意を示した。

「鄭夢準氏がFIFAについて、少なくとも『崩壊している組織』だと話したと聞いた。これは妨害行為にあたる」

「鄭夢準氏は忘れてしまったのかもしれないが、彼は1994年から2011年にかけて、その批判しているFIFAの副会長であり、緊急委員会のメンバーだったのではないか?」

「今回の会見での鄭氏による個人攻撃は、多くの関係者へ敬意を欠いている。それ以外に言うことは何もない」

「私はFIFAという組織を改善するために、ガバナンスと説明責任を強化していくつもりだと、今一度強く言いたい」

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