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[MOM1456]宜野湾MF外間圭(3年)_「言うからには、やる」沖縄の強豪にとって欠かせない存在

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.17 UAチャレンジカップ予選リーグ第2節 宜野湾高 0-0 一条高 J-GREEN堺]

「副キャプテンなんですけど、キャプテン以上にゲームに入ったら誰よりも熱くて、時には怒鳴り散らしてチームを盛り上げてくれる。いなければならない存在です」。宜野湾高の10番MF高江洲朝太郎はこの日、キャプテンマークを巻き、アンカーのポジションで存在感を示したMF外間圭についてそう説明した。チームにとって欠かせない存在は迫力のある守備、パスワークの中心としても奮闘が光った。

「ここに来てどのくらい通用するのかなと思っていた。淡々とロングボールを交えながらやるところとかに関しては通用するかなと思うんですけど、ゴール前、PAの前あたりではまだまだかなと思いました。あそこでボールを失うことが多くてカウンターされたり、慌ててしまって、相手がいるのに縦に出して奪われたりというのが結構自分の中ではあったので、そういうところに関してはもっと冷静に見据えてやらなければならない」

 本人は試合に勝ち切ることができなかったこと、またゴールに近い位置でのプレー精度に関して満足していなかった。だが中盤の混戦で誰よりも体を張ってボールを収め、プレッシャーを受けても味方につなぎ、決定的なスルーパスも出した。そしてアタッキングゾーンで奪われた際には自陣PAまで戻ってボールを奪い返すなど、責任感あるプレーでチームを引っ張った。「自分結構、(チームメートに対して)言ってしまうんですよ。言うからにはやらなけれればいけない。だから、当たり前のことを淡々とやっている。チームのメンバーが『アイツやっているな』と、思っていい方向に行けばいい」と微笑。言うからには、やる。その姿勢で最後まで運動量を落とさずに戦い抜いた。

 この日は15日に発売されたアンダーアーマー製のスパイク、「クラッチフィット」のニューカラー(WHT/STL/ATB)をテスト履きした。「このスパイクはあまり重さを感じずにプレーできる。天然芝対応のスパイクって切り替えの時に芝に引っ掛かったりするけれど、このスパイクはスムーズにいく。中盤の選手からすると相手にしっかりとついて行かないといけないけれど、切り替えがしっかりできている」と説明した「かわいいデザイン」の一足で相手の動きにも対応。球際での強みをより発揮していた。

「相手から嫌がられるように。時にはゴールを狙ったり、オーバーラップとかしていきたい」というMF。「自分を試したい」とアンダーアーマーチャレンジカップに臨み、存在感あるプレーを見せているMFが大阪で学んだ経験を今後に生かす。

(取材・文 吉田太郎)
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