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U-22代表候補、MF杉本の追加招集で東京Vユース出身者が5名に

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 リオデジャネイロ五輪出場を目指すU-22日本代表候補へ23日、東京ヴェルディに所属するFW杉本竜士が追加招集された。これにより25名のメンバーうち、東京Vの杉本、DF安在和樹に加え、DF吉野恭平(広島)、MF中島翔哉(F東京)、MF前田直輝(松本)と実に5人の東京Vユース出身者が顔を揃えることになった。

 高校3年生だった杉本が全日本U-18クラブユース選手権大会を制したときの2年生が吉野、中島、前田、安在に当たる。久々にかつての仲間と顔を合わせることになるが、元東京Vユース主将は淡々と語った。

「サッカー界は狭いから、またどこかで一緒にやることはあるし。チームを外れて代表でやることもあると思う。5、6年後に同じチームでやることだってある。サッカーはそういうものだし、特に気にすることはない」

 あくまで東京Vを主戦場に「ヴェルディのためにやるだけ」と固く決する先輩は淡々と話すが、後輩の安在は「竜士くんは先輩ですし、自分が何かいうというのはないですけど。チームから代表メンバーが出るのは嬉しいなと思います」と笑顔ものぞかせる。

「今はみんな違うチームになってますけど」と苦笑しながらも「また久しぶりに出来るのが楽しみです」とかつての同期との“再会”を喜んだ。

 2015年3月11日の国際親善試合・U-22ミャンマー代表戦で代表デビューを飾った安在。同代表の定着へは「本選まで時間はありますが、自分はまだまだアピールしないといけない立場なので、しっかりとアピールしてきたいと思う」と意欲をみせた。既に行われている同合宿へ、2人は24日から合流する。

(取材・文 片岡涼)

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