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[プリンスリーグ関東]複数のポジションで学び、飛躍に繋げた桐光学園の注目MFイサカゼイン

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[8.30 高円宮杯プリンスリーグ関東第12節 川崎F U-18 2-2 桐光学園高 等々力]

 桐光学園高の注目MFイサカ・ゼインは仕掛けからシュートへ持ち込むなど左サイドで奮闘した。

 ガーナにルーツを持つサイドアタッカーは下級生時から注目を集めていたが、FWやSBで経験を積んで飛躍。特に6月の総体予選前までの約半年間のSBの経験は「相手のDFがどうやったら嫌なのか分かったのが大きい」と守備面での成長以上に攻撃面に活かされているという。密集でも打開してしまうドリブルを武器とするMFはこの日、チャンスがあればDFの準備ができる前にシュートへ持ち込み、ラストパスで決定機をもたらすなど、得意のドリブル以外でも危険な存在であり続けていた。

 また、J1クラブへの練習参加も経験して学んだことは「ちょっとでも隙を与えないようなディフェンス」「ポジションをとりながらタイトな守備をすること」「相手がタッチした瞬間に何もさせないくらいプレッシャーかけるところ」。それを持ち帰り、個人としてだけでなく、チームに伝えて活かそうとしている。

 チーム内外で多くを吸収しながら成長してきているが、最大の持ち味はやはり突破力。「人を1人、2人剥がしてからゴールを決めていきたいですし、そこは自分のいいところだと思うのでどんどん伸ばして行きたいです」。目標とする舞台で戦える選手になるために、何より武器を磨いて結果を残す選手になる。

(取材・文 吉田太郎)
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