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“喜び過ぎ退席”の長谷川監督を遠藤が擁護「気持ちは分かる」

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[9.16 ACL準々決勝第2戦 G大阪3-2全北現代 万博]

 そこにいた誰もがまたとない興奮を味わった。万博記念競技場で行われた一戦、ガンバ大阪は敗退濃厚の中で迎えた後半アディショナルタイム3分、DF米倉恒貴が劇的決勝弾を突き刺し、4強への道を手繰り寄せた。

 スタジアムのボルテージは最高潮。喜び勇んだ長谷川健太監督も試合終了を待ちきれずにピッチに足を踏み入れてしまった。審判団は見逃してはくれない。冷静な判断によって指揮官には退席処分が言い渡された。これにより、9月30日に敵地で広州恒大(中国)と戦う準決勝第1戦は指揮官不在で行われることが濃厚となった。

 アウェー広州戦についてMF遠藤保仁も「全北現代以上の厳しい戦いになる」と気を引き締める。ただ、指揮官の退席処分については、「アジアを制すということを大目標にしていますし、その中で劇的勝利ということで、監督の気持ちはわかる」と擁護。「(試合後には)特に何も言っていなかったですけど、一番興奮してたんじゃないですか」と、会見にも出ることが出来なかった監督の思いを代弁した。
 

(取材・文 児玉幸洋)●ACL2015特設ページ

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