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名将の采配も一因に…強かった中国王者、G大阪は“完全体”で第2戦勝利目指す

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[9.30 ACL準決勝第1戦 広州恒大2-1G大阪]

 采配がすべてだったわけではない。ただ、交代カードを切った直後に同点弾が生まれたのは事実だ。広州恒大(中国)を率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督が、ガンバ大阪の前に立ちはだかった。

 試合は前半12分にG大阪がオウンゴールで先制した。ただその後も試合の主導権は広州恒大が持ったままだった。そして同34分、ブラジルW杯で母国を率いた名将は、MFゾウ・チョンを下げてDFリー・シュエポンを送り出すことを選択。ちょっとした風向きを変えると、直後の35分にMFフアン・ボーウェンの鮮やかな同点弾が生まれた。

 やはり豊富な資金力を武器にアジア版銀河系軍団と呼ばれ、ブラジル代表MFパウリーニョらを並べる豪華布陣の中国王者との力の差は、残念ながらあった。それでもG大阪は敗戦を1点差でしのぎ、貴重なアウェーゴールを奪うことに成功した。ホームで10月21日に行う第2戦は勝利が絶対条件になったが、長谷川健太監督がベンチ復帰、さらに累積出場停止だったDF丹羽大輝が復帰する。“完全体”G大阪が、巨人撃破で7年ぶりの決勝進出を目指す。

※G大阪が決勝に進むためには、第2戦で勝利が必要になる。アウェーゴールを1点奪っているため、1-0で勝利、もしくは2点差以上の勝利であれば勝ち上がりを決める。2-1なら延長戦に突入。勝利しても2点以上を決められた1点差なら敗退が決定する。


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