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本田の大放言に伊紙も同調、好意的に受け入れる「ミランの低迷は本田を侍にさせた」

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 本田圭佑の大放言をイタリアメディアも好意的に受け入れた。4日のナポリ戦に大敗した後のインタビューエリア。本田は低迷するチーム状態に活を入れるべく、怒りをぶちまけた。「なんで出れなくなったのか分からない」などと日本人記者団に向かってミランの根本的な問題意識の薄さをまくし立てたのだ。

 そしてこの発言には複数のイタリアメディアが反応した。ただ、過激な発言とは裏腹に、現地では多くの支持を得ている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「転落中のミランは、本田を今回は禅ではなく侍にさせた。冷静なライフスタイルを築く本田にも一石を投じさせた」とし、日本人記者にイタリアメディアにもコメントを伝えるようにと発言したと報道。

「敗戦から何も学ぼうとしない。それはチーム再建とは程遠い状況にある。ここ数年のミランの問題は明確だ。パリSGや(マンチェスター・)シティのように投資をするか、それが出来ないのであれば、構造的な改革を進めるしかない。幹部や監督、サポーターも気付かないといけない。すべての評価基準を変える必要がある。そうしないと再建には5年、10年とかかってしまう」とのメッセージを伝えた。

 この発言を受けて、『ガゼッタ』は「正論だ。ミランを立ち直させる方法を知っている」と同調。『コリエレ・デッロ・スポルト』も「ピッチでは批判は多いが、ミランについて特別な分析と解説をした」と報じた。


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