EURO2016予選は13日、最終節3日目を欧州各地で行った。A組のトルコが自力でプレーオフ出場圏となる3位以内に入るには、アイスランドに勝利するしかなかった。

　しかし、スコアレスのまま試合が進むと、後半33分にはMFギョクハン・トレが一発退場となって数的不利に陥ってしまう。危機的状況となったが試合終了間際の同44分、ゴール前で得たFKをMFセルチュク・イナンが鮮やかな軌道を描くシュートで直接ネットを揺らし、1-0の劇的な勝利を収めた。自力で3位を決めたトルコは、同組のカザフスタンがラトビアに勝利したため各組3位の最高成績となり、プレーオフを戦うことなく本大会出場を決めた。

『uefa.com』によるとMFハカン・チャルハノールは、「僕たちは携帯電話でカザフスタンの試合結果が出るのを待っていたんだ。予選を突破できて本当にうれしいし、涙が出そうだった。チーム、そして祖国を心から誇りに思うよ」と劇的な展開での本大会出場に喜びを爆発させた。

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