[10.25 ブンデスリーガ第10節 ドルトムント5-1アウクスブルク]

　ブンデスリーガは25日、第10節3日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントはホームでアウクスブルクと対戦し、5-1で快勝した。左インサイドハーフでフル出場した香川は3アシストを記録。チームの2連勝に大きく貢献した。

　立ち上がりからアウクスブルクを押し込むドルトムントは前半18分、DFマティアス・ギンターのパスをMFイルカイ・ギュンドアンがスルーして右サイドのスペースに走り込み、MFゴンサロ・カストロのワンタッチパスに抜け出す。ギュンドガンのグラウンダーの折り返しをFWピエール・エメリク・オーバメヤンが右足で流し込み、華麗なコンビネーションで先制ゴールを陥れた。

　前節のマインツ戦(2-0)で開幕からの連続ゴールが8試合でストップしたオーバメヤンだが、2試合ぶりのゴールで今季11得点目。幸先よくリードを奪うと、3分後の前半21分にはMFマルコ・ロイスから左サイドでパスを受けた香川が鋭い反転から縦に突破し、マイナスのクロスをロイスがスライディングしながら右足で押し込んだ。

　香川は5試合ぶり今季4アシスト目。2-0とリードを広げると、前半28分にも香川の落としからギュンドガンが強烈な右足ミドルを放つが、これはGKに阻まれる。それでも前半33分、ギンターからの浮き球のパスを香川がPA内で胸トラップし、ロイスの位置を確認して右足でヒールパス。これに反応したロイスがGKとの1対1から落ち着いて右足で流し込んだ。

　3点を追う展開となったアウクスブルクも後半4分、後半開始から出場したMFトビアス・ベルナーの右FKにFWラウール・ボバディジャが頭で合わせ、1点を返す。ドルトムントは後半13分、ギンターの右クロスから香川が右足でシュートを打ったが、ゴール上に外れた。その後は前半と打って変わって膠着状態に。ピンチを招くシーンもあったドルトムントだが、2点目は許さなかった。

　すると後半40分、香川が左サイドに展開し、途中出場のFWアドリアン・ラモスがグラウンダーのクロス。ファーサイドから走り込んだオーバメヤンがスライディングシュートで押し込み、4-1とダメを押した。

　さらに後半アディショナルタイム、PA内でキープした香川のラストパスを受けたオーバメヤンが右足で押し込み、今季リーグ戦初のハットトリックを達成。今季10戦13発となり、得点ランキングトップのFWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)に並んだ。

　3アシストを記録した香川は今季通算6アシスト。チームも5-1の大勝で2位をキープし、開幕10連勝の首位バイエルンを勝ち点7差で追っている。

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