beacon

バルサ強し…圧巻4発でクラシコ制す!! スアレス&ネイマールが4戦連続アベック弾、メッシも約2か月ぶり復帰

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.21 リーガ・エスパニョーラ第12節 R・マドリー 0-4 バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラは21日、第12節2日目を行い、サンティアゴ・ベルナベウでは2位レアル・マドリーと首位バルセロナによるクラシコが開催された。前半11分にFWルイス・スアレス、同39分にFWネイマールがゴールを奪い、2点をリードして前半を折り返したバルセロナが、後半にも2点を加点して4-0の完封勝利を収めた。

 レアルはFWカリム・ベンゼマ、MFハメス・ロドリゲス、GKケイラー・ナバスらが先発に復帰し、バルセロナも負傷から復帰のMFイバン・ラキティッチがスターティングメンバーに名を連ねた。そして、9月26日第6節ラス・パルマス戦で左膝内側側副靭帯損傷の怪我を負ったFWリオネル・メッシがベンチ入りした。

 いきなり、試合を動かしたのはアウェーのバルセロナだった。前半11分、MFセルヒオ・ブスケツのパスを受けたMFセルジ・ロベルトが加速して前線にボールを運ぶと、スルーパスを受けたスアレスが右足アウトサイドで鮮やかに合わせてネットを揺らし、スコアを1-0とした。

 さらに攻勢を掛けるバルセロナは前半24分にゴール前で得たFKをネイマールが直接狙ったがK・ナバスの守備範囲に飛び、同24分にはラキティッチの鋭いパスをPA内で受けたS・ロベルトがシュートまで持ち込んだもののボールは枠上に外れた。しかし同27分、バルセロナをアクシデントが襲い、負傷したMFハビエル・マスチェラーノがDFジェレミー・マテューとの交代を余儀なくされてしまった。

 なかなか攻撃の形を作れないレアルは前半28分にMFルカ・モドリッチのパスを受けたJ・ロドリゲスがミドルシュートを放つも、GKクラウディオ・ブラーボにキャッチされてしまう。さらに同38分には右サイドを駆け上がったモドリッチが送ったクロスの流れからベンゼマが好機を迎えたが、シュートはジャストミートしなかった。

 すると後半39分、中盤でボールを受けたMFアンドレス・イニエスタが巧みなキープで相手DFの注意を引きつけると、スルーパスに反応してPA内に進入したネイマールが左足で流し込み、バルセロナがリードを2点差に広げた。絶好調のスアレスとネイマールは公式戦4試合連続のアベックゴールを記録した。さらに前半アディショナルタイムには左サイドを突破したネイマールの折り返しからスアレスが決定機を迎えたが、シュートはカバーに入ったDFマルセロがクリアして追加点とはいかなかった。

 アウェーのバルセロナが2-0とリードしたまま後半を迎えると、後半2分に左サイドを独力で突破したマルセロが左足のシュートでゴールを脅かすも、ボールはゴール左に外れた。さらに同3分にはJ・ロドリゲスが強烈なミドルを枠内に飛ばしたがC・ブラーボに阻まれてしまう。

 レアルが後半立ち上がりからシュートチャンスを創出したが、スコアを動かしたのは再びバルセロナだった。後半8分、ラキティッチからボールを受けたイニエスタが前線のネイマールに縦パスを打ち込むとネイマールがヒールで落とし、そこに走り込んだイニエスタが豪快にネットに突き刺してリードを3点差に広げた。すると同11分、バルセロナはラキティッチに代えてメッシを約2か月ぶりにピッチへと送り込んだ。

 後半23分にはレアルがカウンターから決定機を生み出すが、ベイルのパスから完全に抜け出したFWクリスティアーノ・ロナウドのシュートは距離を詰めたC・ブラーボにストップされてしまう。すると同29分、メッシの縦パスをネイマールがワンタッチでつなぐと、最終ラインの裏に抜け出したスアレスが落ち着いてゴールを陥れてスコアは4-0になった。

 その後、後半36分のベンゼマのヘディングシュート、同44分のC・ロナウドのヘディングシュートをC・ブラーボがビッグセーブで阻むなど、レアルの反撃をしのいだバルセロナが4-0で圧勝し、首位を堅持した。


●リーガ・エスパニョーラ2015-16特集

TOP