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決勝でメッシの復帰は…?バルサ指揮官「今は分からない」

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[12.17 クラブW杯準決勝 バルセロナ3-0広州恒大 横浜]

 バルサはバルサだった。FWリオネル・メッシが尿管結石のため急きょ欠場したバルセロナ(スペイン)は左内転筋を痛めているFWネイマールも欠場。それでも、“MSNトリオ最後の砦”となったFWルイス・スアレスがハットトリックの活躍で気を吐いた。

 ルイス・エンリケ監督は試合後の記者会見で「自分たちのエリアの中に閉じこもっている相手だった」と指摘。守備を固める広州恒大(中国)を攻めあぐねたが、前半39分、MFイバン・ラキティッチのミドルシュートをGKが弾いたこぼれ球をスアレスが押し込み、前半を1点リードで折り返す。後半5分にはスアレスの技ありボレーで追加点を挙げ、同22分、ハットトリック達成となるスアレスのPKでダメを押した。

「チームは非常に真面目にプレーしたと思う。ミスも犯したが、相手はいつも対戦するチームとは違うスタイルのチームで、なかなかリズムをつかめなかった。負傷でプレーできなかった選手もいたので、いつもとはやり方が違った」

 試合の展開がスローだったのではないか。そう質問された指揮官は「私はスローだったとは思わない。限られた状況で選手は良いプレーをした。自分たちとしては完璧な試合をしたと思っている」と力説した。

 この日、ベンチ入りしていたネイマールは決勝での復帰を目指して調整を進めている。一方、尿管結石で急きょ欠場したメッシはリバープレート(アルゼンチン)が待つ20日の決勝に間に合うのだろうか。ルイス・エンリケ監督は「(メッシが)プレーできるかどうか、今は私も分からないし、選手自身も知らないだろう。様子を見ないと分からない」と話すにとどめた。

(取材・文 西山紘平)

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