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[選手権]前日は「めまい」で倒れるアクシデント…PK献上、駒澤大高1年生CB西田は悔しい全国デビュー

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[12.30 全国高校選手権開幕戦 駒澤大高2-1阪南大高 駒沢]

 悔しい全国デビューになった。駒澤大高が2点リードで迎えた後半20分、右サイドからFW木戸口蒼大(2年)にエリア内への侵入を許すと、対応したDF西田直也(1年)がたまらず足を引っ掛けてしまう。「やられたなと思った。相手が上手かった」。背番号4はあまり多くを語ろうとはしなかった。

 前日はアクシデントに見舞われていた。29日夜、宿舎で横になると、「めまいがして。自分が回る感じ」の症状が西田を襲った。これまでに経験したことのない症状で、病院に直行。診察を受けると、ストレスから来るめまいだと診断された。

 病院では点滴を受けて宿舎に戻った。朝になっても違和感はあったが、十分に睡眠も取れていたことから、試合出場には問題ないと判断された。そして迎えた開幕ゲーム。「今日はあまりよくなかった」と振り返ったが、2-1で逃げ切ったチームの初戦突破に貢献した。

 部員250名を超える駒澤大高で、西田は1年生で唯一メンバー入りしている。「1年生の間は正直、楽しくやれればなという心境だった」が、高校に入学すると、身長182cmを生かしたヘディングによる守備力が向上。もともと足元の技術には自信を持っており、レギュラーの座を確固たるものにした。

 ベンチに入れない上級生の思いも感じながらプレーしている。「先輩たちの分も頑張るだけです」。PK献上の影響を引きずってしまったという精神面のもろさはあるが、将来性は十分な逸材。「この全国大会で自分がどれだけ通用するかを確認してみたい」。駒澤大高が勝ち進んだ分だけ、西田の成長の肥やしになる。

(取材・文 児玉幸洋)
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