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[MOM1665]中京大中京MF辻星哉(3年)_超高精度のロングシュートで試合を決める

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 札幌大谷 0-3 中京大中京 NACK]

 2点をリードしていた中京大中京高(愛知)は、札幌大谷高(北海道)に試合の主導権を握られていた。MF石川将暉(3年)の負傷を受けて、キャプテンマークを巻いているMF辻星哉(3年)は、チャンスをうかがい続けていた。

「最初から狙っていました。鹿児島城西との1回戦でも(札幌大谷のGK坂桂輔は)ずっと前に出ていたので、どこかで狙おうと思っていました。一本狙ってやろうと思ったとき、ここだなと思って蹴りました」

 スピードがあるボールが、確実にゴールマウスを捉えた。NACK5スタジアム大宮に集まった観衆がどよめいたゴールだが、中京大中京にとっては、見慣れた光景なのだという。岡山哲也監督が「彼は練習試合から何本もああいうゴールを決めていた」と言えば、辻自身も「公式戦では初めてですが、練習試合でも決めていたし、あそこからは全然狙えると思いました。本当にGKが出ていたので、ずっと狙っていたんです。頭の中で用意ができていたから、すぐに蹴ることができました。決まった瞬間は、気持ちが良かったです。こういう舞台で決められてうれしかったです」と、振り返った。

 前半の早い時間帯に1年生コンビの活躍で2点をリードしたが、それ以降、特に後半はボールを握られて難しい展開となった。それだけに相手の勝機を消す価値の高い一撃だった。

 小学校の頃から「キック力があり、精度も高かった」と、キックには絶対の自信があるのだという。また、空間認識能力にも長けているのだろう。「GKが出ていたら、常に狙うようにしていました。なぜかわからないのですが、ちょうどいいところにボールを蹴ることができるんです。感覚的なもので説明はできないんですけど」と話した。

 辻のキックは、セットプレーだけではなく、流れの中でも大きな威力を発揮する。この試合では、札幌大谷の両サイドバックが攻め上がることが多いため、両CBの左右にボールを蹴ることを狙っていたという。その際も、「センターバックの横、サイドバックの裏を狙っていました」という辻のキックは欠かせなかった。

 1回戦でも先制点につながるセットプレーを蹴るなど、チームの3回戦進出に貢献している辻。3回戦では、前回王者の星稜高(石川)と対戦する。「監督からも『うちのストロングポイントはセットプレー』と言ってもらっているので、自信を持って蹴りたいと思います」と、3戦連続でゴールに絡む活躍を目指す。

(取材・文 河合拓)
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