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"BBC"外しは考えないジダン 「その点において私の考えは明確」

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 4日にレアル・マドリー指揮官の座に就いたジネディーヌ・ジダン監督は、5日午前に初めて練習を行い、その後会見に臨んでいる。

 3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節、バレンシア戦で2-2と引き分けたことを受け、ラファエル・ベニテス前監督の解任を決断したマドリー。フロレンティーノ・ペレス会長が後任として選んだのは、まだトップカテゴリーで指導経験のないジダン監督だった。

 2013-14シーズンにカルロ・アンチェロッティ元監督の下でアシスタントコーチを務めたジダン監督は、2014-15シーズンからマドリー・カスティージャ(Bチーム)で指導者としてのキャリアをスタートさせた。しかし、就任1年目はチームを2部に昇格させられず。今季、2年目での昇格を目指していた。

 急きょペレス会長からトップチームの指揮を託される格好となったジダン監督だが、初練習後に会見で以下のように話している。スペイン『アス』や『マルカ』がコメントを伝えた。

「感覚は非常に良い。監督というのは、常に準備万端で臨めるわけではない。(トップカテゴリーで)チームを率いた経験のない監督であれば、なおさらね。だが私のモチベーションは高い。希望に満ち溢れているよ。それが私を良い方向に導いてくれると信じている」

「選手たちは良い精神状態で、集中して仕事に取り組んでいるように見えた。彼らにどんな言葉をかけたか? シンプルだよ。新たな冒険が始まり、我々には達成すべき目標がある。それを果たせるようにできる限りのことをしなければいけない、と言ったんだ」

 ジダン監督は、今後FWカリム・ベンゼマ、FWガレス・ベイル、FWクリスティアーノ・ロナウドの“BBC”をどう起用するのだろうか。また、ベニテス前監督と問題を抱えたMFイスコやMFハメス・ロドリゲスの扱い方にも注目が集まる。

「それ(“BBC”)こそが私の考えだ。その点において、私は非常に明確だよ」

「選手全員が重要な存在になる。それを第一に言っておきたい。ハメスとイスコは敬服すべき選手だよ。彼らも重要な存在になる」

 ジダン監督はマドリーが攻撃的なサッカーをすることを明言している。

「スペインでは、常に美しいフットボールが重要なものとして扱われてきた。攻撃的で、バランスの取れたフットボールを実践することがね。我々はそれをフィールドで体現できるように全力で働く。それが私のメッセージだ」


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