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「外れたか…」“残り2枠”から這い上がるMF豊川

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 残り2枠での滑り込み選出となった。しかし、U-23日本代表MF豊川雄太(岡山)は、自身のプレーで存在価値を高めている。

 15年12月18日に発表されたリオデジャネイロ五輪アジア最終予選メンバーに、豊川の名前はなかった。「外れたか――」。そう思った。しかし、メンバーは21名しか発表されず。残り2名はその後行われる石垣島キャンプで見極められ、後日発表されることになった。

 直前の12月上旬に行われたカタール遠征でメンバーに選出されていなかった豊川だったが、石垣島のキャンプメンバーには選出される。最終予選行きの切符を手に入れるラストチャンスを得ると、「石垣に呼ばれたということは、(手倉森誠)監督の期待もあってのことだと思います。絶対に入りたいという気持ちはもちろんありましたが、あまり力み過ぎずにやろうと思っていました」とサバイバルレースに臨んでいた。

 そして、同年12月30日、DF三竿健斗(東京V)とともに豊川は、最終予選メンバー入りを果たすことになった。残り2名の発表記者会見が行われたこともあり「なんか、残り2枠が目立って申し訳ないです」とおどけたものの、「ただ、期待されているわけだし、予選で結果を出せれば監督やスタッフにも恩返しができると思います。ここに来れなかった選手の分まで頑張りたいし、やってやろうという気持ちが大きいです」と決意を新たに予選に挑もうとしている。

 石垣島キャンプの紅白戦ではCKでアシストを記録し、7日のU-23ベトナム戦では先制ゴールを奪うなど結果を残す。「中盤にはうまい選手が多いですが、僕は違う部分を出せると思う。裏に抜ける動きやゴールに向かうフリーランニング、あとはシュート。自分の持ち味を出していきたい」。最後の最後で最終予選行きの切符を手に入れた男は、ピッチ上で躍動するために、自らの武器に磨きをかけて猛アピールを続ける。

(取材・文 折戸岳彦)

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